無いんですよ出会いが

 

どうやらこの世は男女がなんかしらのきっかけで出会い

なんかお互いを恋人とか呼び合う特別な関係になり

なんか気づかないうちに結婚に向かって勝手に人生が進んで行き

文句と腹の肉を垂らしながらもささやかな幸せを集めて人生を共に歩むらしいんですよ

 





 

 


それ……

 

 

どこで売ってました?

そういう出会いとかってどこかに申請する必要あったとか?

そういうの全然ないんだけどどこで間違えたというのだ?

 


で、で、出会いが欲しいです…

 

 


ええい!しっかりしろ俺!

もうまともに出会いなんて求められるような歳ではないってわかってる

僕だって立派な47歳児だ

一人でウンチだって出来る!

いやそれどころか、仕事をし金を稼ぎ飯を食らい

ゼロからウンチになるまで全部一人でこなせる立派なウンチ製造機である

まさにゼロからウンチを生み出せる男



そんな誰よりも大人47歳児の僕が1番効率よく出会える方法となるとやはりナンパになるだろう

 

待っていてはダメだ

動いてなんぼ

出会いとポケモンGOは足で稼ぐんだよ




しかし普通に声を掛けては成功する確率はダダ下がりであろう

こんな早めに復活させられて体が腐り落ちている巨神兵のようなジジイに声をかけられたら当たり前に警戒され避けられるだけである


俺を警戒しているあの独特な目…

幾度となく食らって来たあの視線…

胸の奥底にあるコアをえぐってくるあの視線…

俺は知っているあの視線が持つ恐ろしい力を

俺の精神を弱体化させるあの術を

何度経験しても厳しいって

 






 

なもんでここはサプライズ特化型のナンパしかない

女性はサプライズ大好きだし

女性なんてサプライズとアボカドと体にいいオイルを与えときゃあいい

 

 

 

 

「あの、お母さんですよね!?僕です!息子のナオヤです!」

「僕はあなたを探して未来からやってきたんです!」


あとは将来起こる戦争を止める為に来たとか言っとけば女なんてイチのコロだろう

一気に非現実的な世界に連れて行かれりゃもう女なんてダダ漏れよ

びっちょこよ。びっちょんこ

 

ああ、なんでこんな素敵なサプライズを演出出来るのに彼女の1人もいないんだろう

まったくもう

ホントまったくもうなんだから