子どもの頃から自分が「女の子」であることに嫌悪感を抱いていた私。
初潮を迎え、中学・高校と制服でスカートをはかなければいけないのがたまらなく嫌だった。
しかし私の思いとは別に生理は判子で押したように28日周期でやって来た。痛みもなく、普段と変わらない生活は送れた。
ただ、「どれだけ嫌がろうともお前は女だ」という証拠を突きつけられているような不快で嫌な感じはあった。
さすがに40歳を越えると周期も期間もバラバラになった。量もその度に変わり、腰痛や眠気などに悩まされるようになった。
どうせ実子を産めるわけないんだから、とっとと終わればいいのに…と思って過ごしていた。
最近原因不明の体調不良で職場で意識を失って倒れるという失態を犯した。
血液検査を受けたが、血圧も血糖値もごく正常。精神科の薬も時間や量を守って飲んでいる。
あとは、年齢的にホルモンバランスを調べるように助言を受け、婦人科を受診した。
問診票に記入し、診察を受け、検査をする。
超音波のエコーでお腹の方まで調べてもらった。
エコーの写真を見ながらドクターが言った。
「これは閉経しているね。子宮が小さくなっている」
「…はぁ」
あんなに望んでいたことがこんなにあっさりとかなってしまった。
「閉経前はいろいろ不調が重なって大変」と聞いていたのでもっと大変なんだと思い込んでいた。
身軽になったような、なぜか少しさみしいような。