池波正太郎が愛した餃子 | BJ-M

池波正太郎が愛した餃子

ちょっと小雨がパラつく天気ではあったが、

健康保険料の支払いとか諸々あって出かける事にする。

 

任意継続って、会社が持つ分まで自分で払うからサラリーマンの実質2倍。

それでも国民健康保険料よりは退職年やその翌年は計算基準の関係から

割安になるのでそっちを選んだ。

 

ただね、1年分って結構な額になるんです。

年金のみの収入だと洒落にならない額なんだけど?

4月からは介護保険料も天引きになるからなぁ・・・

 

とぼやきつつも、腹は減る。

そして折角出たのだから、どこかで食べようって気になる。

 

まぁ、そろそろ桜の状況も見たいし、

中華街にでも行ってみますかね・・・・

って思ったのが大失敗。

 

もう春休みだったわ。

すっごい人出だわ。

 

 

 

 

まぁ、こうなるよねって思ったとおり、

山下町小公園では食べ歩き食品を楽しむ人達でいっぱい。

 

ベンチ前にテーブル置いちゃった部分もあるので、

ここで食べるのが決まりになっちゃったのかな?

 

それならそれで、本通りで立ち食い(座り食い?)している人達を

誘導できるようにもっとテーブルとか置いちゃえば良いのにな?

って思ったりもする。

 

 

 

 

公園には、一本だけほぼ満開の桜もあって目も保養になったし、

とにかくどこかへ入ろう。

 

とりあえず目の前に見える「蓬莱閣」かな。

そう言えば「蓬莱閣」って池波正太郎の「むかしの味」に、出てたんだよね。

 

池波正太郎は歴史小説家として有名なだけじゃなく食通でもあって、

中華街で出てくるのは「清風楼」「蓬莱閣」「徳記」だったと記憶している。

 

「清風楼」は丼で出てくる「ヤキメシ」が好きでよく行ったけど、

ここ数年行ってないからどうなっているのやら。

 

あ・・いっぱい?

大丈夫なの?

 

良かった〜

ちょうど2人掛けのテーブルが空いててラッキーだった。

アテンドが1人で頑張ってるので、座る時に

「ビール」「蒸し餃子」「焼売」とオーダーした。

 

ま、急ぐワケじゃない。

そのうち出てくるっしょ。

 

 

 

 

年季が入ったジョッキに生ビール!

これがあれば大丈夫!!

 

餃子も焼売も蒸しだから、結構時間がかかるんだな。

でも、「東屋」やる時も必ず差し入れするここの「焼売」は大好きなので

必ずオーダーするのだね。

 

ちなみに

「蒸し餃子」(4個)は800円

「焼売」(5個)は650円

 

で、今回は頼まなかったランチセットは

 

 1豚肉と野菜のうまに

 2マーボー豆腐

 3焼きギョーザ(5ヶ)

 4蒸しギョーザ(5ヶ) 

  ※ライス・スープ・搾菜付きで各950円。

 

この店はランチに380円でプラス1品というサービスがあって、

 a.焼餃子2ケ

 b.蒸し餃子2ヶ

 c.蒸し鶏の冷製

 d.デザート&ソフトドリンク

 

そうか、麻婆豆腐&蒸し餃子って手はあったかも。

(食べ過ぎだろ?)

 

 

 

 

はい、この焼売、大好きっす!

 

しっかり味がついてるので、このまま食べても美味しいんだけど、

カラシだけつけて食べるのもたまらんのよ。

 

久々に食べて思うのは、バランスの良さ。

肉が前面に出るワケでもなく、清風楼や崎陽軒の様にホタテ味が強いワケでもなく、

ごく普通の味なんだけど皮の厚みが適切で、美味さをアップしているようにも思う。

 

で・・・

今日の目当て「蒸し餃子」登場!

 

 

 

 

相変わらずデカいわ(爆)

 

この前、「大三元」の餃子の皮が普通になっちゃって愕然としたんだけど、

それもあって「蓬莱閣」の皮がどうかを確認したかったんだ。

 

 

 

 

う〜ん

相変わらずのモチモチ感!

 

このグニュッってした歯ごたえの心地良さと、

餡の美味さはたまらないね。

 

蒸しだからちょっと柔らかめだけど、

これを焼きにしたらもっと歯ごたえあって楽しいだろうね。

 

かの池波正太郎は

「餃子はなんといっても蒸し餃子と水餃子にトドメをさす」と記していて、

美味さと安さを紹介していたけど、確かにこのボリュームを考えれば安い!

 

そして先生オススメの「蒸し餃子」は、

皮の楽しさと餡の楽しさを同時に味わうには最適だって思っていたので、

久しぶりに食べたいって思っていたのですな。

 

ところでこの「蓬莱閣」、職場が近かった事があって週に1〜2回は訪れていて、

池波正太郎が紹介していた「酸辣湯」も寒い時期によく食べていた。

 

当時の女将に「スーラータンを」ってオーダーしたら

「サンラータンよ!」って直されたり、メニューには「湯」しかないのに

「麺入れて!」って無理やり頼んで食べたりしてたけど、

暑い時期には「冷やしネギそば」とかを作ってもらったりと

ワガママを聞いてくれるありがたい店の一つ。

 

東屋で飲み会をやる時は、店から持ってきてもらったりして

ホントお世話になっています。

 

それにしても、春休みの中華街、舐めてましたわ。

店の外には順番待ちのお客さんもいるので、

食べ終わったら即、出る事にしますね。

 

ごちそうさまでした。