京都の朝食と言えばパン? | BJ-M

京都の朝食と言えばパン?

京都は、パン消費量が日本一なのだとか。

 

特に朝食のパン率は9割というデータもあって、

パン食文化がしっかり根付いている事は承知していた。

 

素泊まりな今回は、朝食はパン食文化な街ならではのパンを食べよう、と思っていた。

運良く宿泊地から少し歩いたところに「進々堂 御池店」があるのだ。

 

足が痛く無ければ別の選択肢はあったけど、

これはもう、初志貫徹でパン&コーヒーを食べるしかない。

 

5分もかからずに辿り着いた店のイートインスペースには

客席の半数程度、先客がいた。

 

 

 

 

「進々堂」は京都で有名なパンのチェーン店で、創業大正2年。

 

横浜で美味しいパンを売る老舗チェーン店と言われれば「ポンパドール」を

思い浮かべるけど、古いパン屋と言えば「ウチキパン」が筆頭だ。

 

事始めが多い横浜、

フランスパンについてはフランス人コックに作り方を習った内海兵吉が

1860年に焼き饅頭の様なパンを売り出した、という記録がある。

食パンはイギリス人ロバートクラークが1862年に「ヨコハマベーカリー」から

売り出した記録があった。(年号については諸説ある)

 

その「ヨコハマベーカリー」で働いていた打木彦太郎氏は、

9年修行の後に屋号を受け継いで「ヨコハマベーカリー宇千喜商店」を開店。

(現在のウチキパン)

 

キリンビールの前身であるコープランド醸造所「スプリングバレー」で使うホップで

パン種を作って食パンを製造していた事もあり、現在でも「ウチキパン」では

その製法を踏襲した食パンが売られている。

  

 

 

 

オーダーしたのは、スクランブルエッグセット 900円

トースト・スクランブルエッグ・サラダのプレートにコーヒーが付く。

 

パンは選べたのでパン・ド・ミにしたが、

そのパン・ド・ミも店によって色々だから興味があった。

 

自分の認識では、フランスパンの生地で作った中身が柔らかくて食べやすい食パン、

といったところだが、ここのパン・ド・ミは?

 

 

 

 

お!

凄く気持ち良い食感!?

 

口の中に入ったらサクサクっとした耳の部分が楽しく、

咀嚼する間も無くフワッと消えていくような感じがある。

 

対照的にパンの中身はちょっとモッチリ感があり、

溶けたバターが浸みて何とも言えない艶やかさがある。

クリスピーな感触とのバランスも心地よい。

 

たっぷり塗られた無塩バターの味わいは豊かで美味しく、

身体に悪そう・・な気分になりつつも楽しんでしまう。

 

スクランブルエッグとサラダを挟んで食べようかな?

って思っていたけど、パンが美味すぎるので即席サンドイッチは断念。

 

なので、添えられたケチャップをかけて頂いた。

 

 

 

 

当然だけど、旅行で気をつけないといけないのは、

朝食が食べられるか?って事。

 

外食産業が弱い地域ではそもそも食べられる店が無いって事もあるし、

生活時間帯の違いや文化の違いで、朝食の概念が違うって事もある。

 

何も考えずにコスト重視で素泊まりで宿を予約。

「何か有るんじゃない?」って朝の街に出たら飲食店が無くて途方に暮れたあげく、

戻ってコストパフォーマンスが悪い宿の朝食を食べようと思ったら、

「予約しておかないと対応できない」と返された過去もあったっけ。

 

だから旅行の場合「朝食をどうする?」ってのは大きな問題で、

ちゃんとリサーチして入店できる店をリストアップするのは必須なのだ。

 

今回、「京都ならでは朝食&ホテルから近い」という条件でサーチした。

ヒットしたのは、パン屋のモーニングセットと鰹節丼。

 

パン屋は勿論この店だけど、もう一つの候補は鰹節丼専門店「節道」。

 

その店の朝定食は、最高級名物鰹節をうそっ!って言う位乗せた丼と漬物、味噌汁、

赤卵に薬味がついて、さらに最後に出汁茶漬けも楽しめて1000円だ!

 

丼だけで1000円だったら考えるけど、定食だったら惹かれるよね?

でも、今週は体調不良でしかも脚が痛いので断念した。

 

本日は仁和寺に行った後、寺町にあるすき焼き屋へ行く予定。

食べ終わったのでチェックアウトして出かけます。

 

ごちそうさまでした。