蓬莱閣で餃子とか
「今日のランチはどうします?」
「蓬莱閣、行こうか」
「続いちゃいますけど?」
「他の店で何食べようって、考えたくないねぇ」
そんな会話をしながら、
事務所から3分で着けそうな蓬莱閣へ向かう。
それはもう随分昔の話で、
まだまだ管理の仕事の大切さがわかってなかった頃のこと。
ただ、昼飯はスタッフ揃って食べに出られる余裕がある時代で、
職場が中華街にあったからランチを食べに出やすかったのだが、
部署毎に行く店が大体決まってて、ウチのセクションは外出時間を
長く取れないから、近い蓬莱閣にお世話になる事が多かった。
「随分、ご無沙汰していま」
「久しぶりですね〜」
「この時間に中華街来ると、やっぱりここの餃子が懐かしくって」
「餃子ランチにしますか?」
「いえ、焼き餃子と焼売、それとビールを」
「お休みですか?」
「えぇ、石川町に医者に行ってきた帰りです。」
蓬莱閣は大きい餃子で有名な店。
餃子を出すという事からわかるように中華街では珍しい北京料理店で、
酸辣湯も酸っぱさと胡椒の辛さでほかほかする独特の味わいがある。
週に2〜3回は通っていたから、一通り料理は食べ尽くしたけど、
そこまで顔を売っちゃうと、店側もスペシャルな物を提案してくれたりして、
ランチの一杯を色々楽しんだ事も思い出した。
やっぱ、オフのビール&餃子はたまらんよね。
蓬莱閣の餃子は大きい上に皮が厚い、
モッチリ系の主食タイプの物。
ここと大三元の餃子の皮はモッチリ度が高く、
ある意味好き嫌いが出る餃子と言っていい。
でもってまた、
ビールが楽しいんだわ(^_^)
今日は持病を診てもらっている医者に
薬が切れた事もあって、久々に出かけていた。
入口にアルコール消毒液が置いてあって、
熱がある人は予め電話で話した後じゃないと入館できないと注意書きが貼ってあり、
コロナウィルスへの対応の厳しさがヒシヒシと伝わってもいた。
待合室はガラガラで、医師もなるべく近寄らない感じが伝わってきて、
内科だからかなり恐いんだろうなぁ・・とか想像したりする。
聞けば、医者に来たく無い人には電話で
相談に乗っているのだとか。
まぁ自分も、あの緊急事態宣言が出た頃には、ちょっと行きたくないって
思ったのは事実だしね。
蓬莱閣の焼売、結構好きなんだな。
中華街では、崎陽軒シウマイのモトになったホタテ貝柱系の物と
ここの焼売のように肉メイン系の物が存在する。
清風楼のシウマイは好きだし別格だと思っているけど、
美味くて当たり前って思うくらいにコスト高なので、
中華街スタンダードなコストで楽しめる物の方がありがたい。
ましてここの焼売は肉系の正統派、
東屋イベントでは出前してもらってたヤツなんす。
で、焼売ってメインなおかずになりにくい事から
餃子ほどの変化球が用意する傾向は少なくて、
純粋の店の考え方や個性があらわれる料理だと思っている。
だったら、焼売の食べ比べをやったら
面白いんじゃないか?って最近思うんだよね。
ただ、そう、メインじゃないので
店の扱いもちょっとパワー不足がありがちで
結局、肉系かホタテ系かで分かれて終了・・な可能性があって
二の足を踏んでいるんだな。
しかし、生ビール&餃子&焼売なランチ、
町中華だったらそこにチャーハンとか野菜炒めをプラスしたくなるけど、
蓬莱閣の餃子は大きさ&皮の厚さで、見事にお腹いっぱいになってしまったよ。
ま、ビール飲みすぎって話もあるんだけどね(^_^;
ごちそうさまでした。