モリチン農園の農業従事者がやって来ました

ハローワークから・・・
宮谷君(仮称)二十歳

派遣社員だった彼は、例の派遣問題の当事者です


大手派遣会社の破綻問題で解雇され、大分社会をうがった見方で見ております。


今はなかなか過酷な環境で生活しており、


ネットカフェ難民を経てボランティア団体の施設で生活しています

所持金5円!

なかなか過酷ですが若いからまぁ良しとしましょう 笑

家業が農業だった彼は農家を志し、


私の手配による無料の一戸建てに住んで


農業従事者を目指したいとの事。


「本当にこんな話があるんだな」


と、びっくりしました。

私の話に


「うん、うん」とうなずく仕草は


子供っぽくて、まるで小学生のようです。


多少のオタク感もあり、男子一生の仕事として


私の元で働く事への心配もしましたが、


体格は180センチ、元野球部ということで


体は問題無し!


農業を目指すだけあって、


有機野菜の作り方、肥料、土作り


必要な知識は持っているし、


恵まれた体格、


家業は農業で、


見知らぬ土地での定住にも自信あり!


私は一抹の不安を抱えながらも、


まずは日雇い労働から始めて貰いました。




福岡・大名 企業再生士「モリチン」の戦い


馬糞とボカシ肥料、米糠を発酵させた堆肥撒き。


水菜の苗付け


マルチ(除草シート)、トンネル(ミニハウス)の設置


レタス、白菜、ブロッコリー、ほうれん草、キャベツ、etcへの水撒き


レタス、ほうれん草の収穫


この日やる予定外の仕事も一連全てやってもらいました。



福岡・大名 企業再生士「モリチン」の戦い


コンニャクイモ、サトイモの畑へ馬糞を撒く宮谷君


そして、お昼時。


恒例の母の弁当を食べた後・・・・



「おい!こら!貴様!」



私の雷が落ちました。


優しく、何も言わずに、無理をさせないように気を使っていましたが・・・


「職がないのは、会社や社会のせいじゃないばい!あんた自身のせいばい!」


見苦しいので私が怒った内容は、


敢えて記載しませんが・・・・


やっぱり仕事をナメテイマス・・・・


最近の若い子は、というか、今の日本人というか、


なんというか、


農業というものを、


いやぁ、仕事っちゅうもん自体をなめています。


私と同じような仕事っぷりや、


頑張り、気合はまだ求めていません。


しかし、社会人であったならば、、、、


というところです。


昨今の経済不況で、飛躍的に農業は注目されています。


私も


「流行りに乗ったね」


そんな言葉は甘んじて受けています。


しかし、


早朝から佐賀へ1時間半かけて通い、


収入も削り、臭く、暑く、きつい中、


流行ものに乗る気持ちだけでは農業はやっていけません。


簡単に出来るのが農業ですが、


簡単にやり続けることが出来ないのも農業。


会社が潰れたから、


リストラされたから、


そんな理由じゃ農業は出来ないですが、


「やりたい、やりたい」


の気持ちだけでも挑み続けることが出来ないのも


農業なんです。


ニュースでも派遣きりにあった労働者が、


新天地を農業へ見出したは良いが、就農後、継続できない事が問題になっています。


経済不況の中、生産業は注目を浴び、


生産業と付帯関連する製造業も成長率が1.4%上昇


先般の記事でもあるように、某世界最大手のシンクタンクでも


日本の将来は、農業にあると断言されていました。


しかし、当たり前のことを、当たり前に、コツコツやっていく!


それが当然のように出来てから、道が開けるのです。


農家なら誰でも出来る、わかっている、


それが出来てないのに大きい事は言えません。


私は誰よりも努力し、頑張っています。


私ですら、せめて1年やり遂げて


そこから始まると思っています。


中途半端な気持ちでやられると、


正直、


むかつきます。


私に大声で怒鳴られて、


彼は涙を流しました。


彼自身が悪いのではありません。


こんな・・・・社会で行き場を失ってしまい、


人間としての尊厳すら喪失させる社会から生まれた問題でしょうが・・・・


「来週、また手伝いに来るや!」


「ハイ!」


最後にはそう元気に答えた宮谷君でした。


なんとか、一人前になってもらいたいものです。