http://ameblo.jp/bizz-cafe/entry-10136876734.html

余命宣告 第30話 神仏礼賛


http://ameblo.jp/bizz-cafe/entry-10138906567.html

余命宣告 第32話 師匠の背中


私は、手術の麻酔から目覚めた。


家族と共に、私の目に写ったのは


師匠の姿だった。


涙ながらに私を激励してくれる


恩師の手は暖かった。


高嶋医師は、


「悪い所は全て取れたから・・・


本当に運の強い人だ!


もう、病人じゃないですよ。」


そう私を励ましてくれた。


体中、ここまで管だらけ・・・・


そんな体で


「病人じゃない!」


そんな言葉を信じる事は出来なかった。


「俺の姿みせてくれん?」


私は妻が見せる鏡に


己を疑った。


「そんな・・・・・」


顔が二倍以上に腫れ上がっている。


手術で十センチ四方以上に


頭を開けているのだから


仕方ないのだろうが・・・・


この腫れ方は異常だった。



「かわいいよ・・・坊主。」


妻の言葉は馬鹿にしているかとさえ思えた。


「まぁ、仕方ないか・・・生きているんだし。それだけでもありがたい。」


しかし、


本当に成功しているんだろうか?


体の方々に走る痛みで


信用なら無いものもあったが、


妻がハッキリ分かる、


言葉も喋れる、


何となく体も動く


大丈夫なんだろうと信じるしかなかった。



今夜は妻が遅くまで残ってくれるそうだ。


その言葉に・・・・とても安心できた。


妻には


こんなにたくさんの苦労を・・・かけてしまった。


結婚式はもう延期している・・・・仕方ないか。


一方では、


生き残ってしまった私は


これからどれだけの苦労と迷惑を


この妻へかけ続けるのだろう・・・


しかし、何がなんでも復活してこいつを守らねば・・・


ふつふつと湧き上がる


熱い気持ちだった。


しかし、


そんな思いもつかの間の事だった。



私の頭に


言葉では表せないような


激痛が走った!