1日中、わずかな時間を空ける事も無く、「電話」と「アポイント」の嵐・・・・・
月末近くになれば毎度のことだ。
相談者の多さが私を戦場に駆り出してくれる。
有難いというべきなのだろうか?
昨晩の久しぶりの家族団欒・・・・・
楽しいひと時であった
子供成長は早いものだ。
私が作った晩ごはん。
全く家族を省みれない私からの、家内と娘へのささやかなお詫びだ。
私に愚痴一つこぼさない
良く出来た妻。
やっと話をし始めた2歳の娘。
一番可愛い盛りだ。
つかのまの「楽しい時間」だった。
しかし、昨夜の「団欒」から
私は何も口にしていない。
体が資本の経営者。
もっとうまく時間を使わねばいけないが、
全く使えていない。
「人との交流の場」、
「BIZZCAFE」の「ビラ撒き」
も全く出来ていない。
そろそろ、月末が近づいてきた。
来月1日には
新規ディールが控えている。
このディールも
いよいよ大詰め段階だ。
何とか
「 WIN WIN 」
へ持ち込みたい。
企業再生とは
名前ほど華やかな仕事ではない。
地味な作業と丹念な交渉の繰り返しである。
月末にはクライアント先の
「債権者会議」がある。
3年前、
M&Aで当社SPCを売却し、
M&Aを行った買主たる会社からのオファーだ。
私の意見を聞き入れる事無く、
買収後に一気に方向転換した。
私が作り上げた、キャッシュフローとビジネスモデルを
この会社は
M&Aにより見事に崩してしまった。
「M&Aの危険な要素」
まさに、ここにある。
買収後に
新オーナーがやりたい事業のエッセンスを加える事は自由だ。
しかし、事業計画とキャッシュフロー、双方を見極める力がなければ
M&Aによる事業展開ほど危険なものは無い。
言い換えれば、
双方を重視したM&A程
たやすく成功の道を歩くビジネスモデルも無いといえる。
これを崩したのは
買収先の驕りとしか言いようが無い・・・・・・
今更
崩れてしまったキャッシュフローの修正は利かないが、
精一杯の「修繕」は行うつもりだ。
昔の売却先は、今は私のクライアント・・・・・
受けた以上は
最善を尽くすまでだ。
もう一度
企業再生