皆様こんばんは、備前国鉄道です。
 
いつもご訪問くださり誠にありがとうございます。
 

 
2023年度から順次、岡山・備後エリアに導入される予定の新型車両227系500番台「Urara」(うらら)の第一陣となる2両編成×3本(6両)が、東大阪市にある近畿車輛の工場で完成し、昨日2月8日(水)に岡山へ向けて出発しました。
 
偶然、京都から岡山へ帰る日とこの試運転・回送の日が被ったので、227系を追いかけながら移動して行くことに。
 
京都→岡山間は東海道・山陽本線を経由するのが一般的ですが、今回は工場のある徳庵駅を通りたかったので、京都→奈良線→木津→片町線→放出→おおさか東線→新大阪→東海道・山陽線→岡山 という滅多に選ばれないであろうルートで乗車券を購入。
 
みどりの券売機プラスのオペレーターさんをちょっと困らせてしまいまして・・・お手数おかけしました
 
 
さて、まずは徳庵駅からです。
 
留置線でさまざまな準備を整えた後、発車時刻の10分程前に3番のりばへと入線してきました。
 
この車両が本線上に出て来たのは、紛れもなくこの瞬間が初めてということになります。
 
 
227系は、JR西日本が地方都市近郊の路線向けに開発したもので、これまでに広島エリア(2015年)と奈良・和歌山エリア(2019年)でそれぞれデビューしており、岡山・備後エリアが3箇所目にあたります。
 
デザインコンセプトは、「豊穣」と「温和」から作られた造語「豊温の彩」(ほうおんのいろどり)で、車両愛称は「Urara」。
 
岡山名産の桃や福山のバラ、尾道の桜といった、沿線を象徴するピンク色がシンボルカラーを纏っています。
 
側面の帯などに採用された暖色系の配色は、2016年に消滅してしまった117系サンライナー色を彷彿とさせくれるので個人的に気に入っている部分です。
 
 
試運転ということで、車内の様子を窺うことはできませんでしたが、座席は転換クロスシートが引き継がれている模様。
 
防犯カメラの設置や②カ国語対応の案内表示器の設置など、安全・安心・快適に利用できる車両として仕上げられているようです。
 
また、駅で集札を行う「都市型ワンマン運転」(昨年まで快速サンライナーで採られていた方式)に対応した設備を持っているということです。
 
 
今後、2両の「R編成」を13本、3両の「L編成」を25本を合わせた101両が製造・導入される計画で、現在岡山・備後エリアで使われている国鉄型車両のおよそ3分の1が置き換えられます。
 
 
徳庵駅で発車を待つ「Urara」。
 
学研都市線のラインカラーがピンクのおかげで全く違和感がないんですが・・・(笑)
 
 
定刻で発車して行くのを見送った後、後続の普通電車で追いかけ開始です。
 
放出・新大阪・神戸で乗り継ぎを行い、兵庫県の塩屋海岸(須磨~塩屋間)までやって来ました。
 
 
生憎の曇り空の下とはなってしまいましたが、明石海峡の複々線区間を快走するシーンを撮ることができました、
 
 
最後に訪れたのは、姫路市の御着駅。
 
この駅で10分弱停車し、新快速の待避をしていました。
 
 
この後、途中にある網干総合車両所に一旦入区し、岡山には昨夜22時前に到着しました。
 
今後の活躍に期待です。
 
 

なお、先ほどの海岸沿いを走るシーンを含む、各地で撮影した動画をYouTubeにアップしてありますので、こちらも併せてご覧いただければと思います。