眉山のブログ -8ページ目
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日本の民主主義

イタリアで今後の原発政策の可否を問う国民投票が行われ、94%が反対でイタリアの脱原発が決まった。
日本国民、日本の政治家、イタリア人はこのニュースを見聞きし何を思うのか。

原発事故の当事国でなぜ原発の是非を問う国民投票が行われないのか。
日本は民主主義という点でイタリアより1歩も2歩もより遅れている。

原発マフィアとして活躍した中曽根元首相がこの期に及んで脱原発発言を始めた。
ビデオレターで一方的に「原子力には人類に害を及ぼす一面がある」「自然の中のエネルギーをいかに手に入れて文化とするべき」と。
この老害は今更何を言い出すのか、かける言葉すら無い。

一緒にアメリカにひれ伏し原発推進した正力松太郎が驚いて棺桶から飛び出してくるんじゃないか?

ぜひ公開討論の場に引っ張り出してやりたいもんだ。その暁にはロッキード事件の『MOMIKESU書簡』と御巣鷹山墜落事変の真相を語ってもらおう。
何も語らずに死なせるワケにはいかないのが中曽根である。



マスコミだかマスゴミだか

東北関東大震災に関するマスコミ報道は「1000年に一度の大震災だった」と言う。「想定外だった」と何度でも言う。

しかし1896年に三陸沖を震源とするM8.2の地震により38.2mの津波が発生しており、 1933年にも三陸沖を震源とするM8.1の地震により28.7mの津波が発生している。
http://ja.wikipedia.org/wiki/明治三陸地震
http://ja.wikipedia.org/wiki/昭和三陸地震

「1000年に一度の大震災」には根拠が無い。しかも福島原発の設計は5mの津波しか想定していなかった。

今回の地震自体が本当に天災なのかも疑問だが、原発事故は明確に人災だ。

原発事故後のマスコミには今のところ原発推進派の御用聞きコメンテーターしか出ない。
田原総一郎司会の「朝まで生テレビ」も、原発推進派しか出演していない。

世界規模の原発事故が起きた国に今後も原発が必要なのか、というそもそもの議論がなされない。
そもそも田原総一郎だろうとたけしだろうと、民放の政治番組には限界がある。

海外の報道が新鮮に映る。
http://www.kyodonews.jp/feature/news05/2011/03/post-327.html
【パリ共同】福島県の佐藤栄佐久前知事は29日付フランス紙ルモンドのインタビューで、福島第1原発の事故について、原発の運営に関わった人間の「無分別がもたらした破局だ」として東京電力や日本の原子力行政当局を強く批判した。

 佐藤氏は福島県知事時代の1998年、全国で初めてプルサーマル計画を了承。プルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料が福島第1原発に搬入されたが、2002年に東電の原発トラブル隠しが発覚、了承を撤回した経緯がある。

 佐藤氏は「(今回の事故で)恐れていたことが現実になってしまった」と指摘。日本の原発行政を推進する経済産業省と監視機関の原子力安全・保安院を分離すべきだとの声があったのに実現していないことを挙げて「日本は民主国家だが、浸透していない分野がある。正体不明の利益に応じて、数々の決定がなされている」と原子力行政の不透明性を暴露した。

 また「今回の破局は(原発に関する)政治決定プロセスの堕落に起因している」と指弾した。
(2011年3月29日)


正体不明の売国奴が舵を握る日本丸の行方を憂う。

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