話し相手の調子に合わせて反応することを、
鍛冶屋で交互に刀を打つ姿をなぞらえて、「相槌」という言葉が生まれたそうです。
カンカンカン…と交互に鳴る音は聞いていて気持ちが良いですよね。
小学生の頃、担任の先生に「相手の話を聞くときは、目を見て聞きましょう」と習った覚えがあります。
”ながら”で話を聞くこともできますが、目が合わないと自分の話を本当に聞いてくれているか、
不安になりますよね
また、意識的に視線を向けることで、集中して聞くことができるので、
お互い気持ちよくコミュニケーションがとれますね。
もちろん、目が合わなくても「うん」「はい」と言ったり、
首を振ったりすることで「聞いてるよ!」とアピールすることもできます。
目が合わなくても、その反応が分かれば安心して話すことができます。
電話だとお互い目を合わせることはできません。そして首を振ってもその様子は見えません。
いかに言葉や声で頷きが伝わるかが大切になります。
また、家族や友達であれば、「うん」「そうだよね」「へぇ」など気軽に発することができますが、
ビジネスの場面では気を付けなければいけません。
「はい」「さようでございますか」「承知しました」などなど、普段言い慣れていない言葉を
然るべきタイミングで、スムーズに発する必要があります。
とはいえ、あくまで相手の話をきちんと聞いてますよ、と反応を示すためのものなので、
発することに気を取られてはいけません。慣れないと難しいですね
さらに、鍛冶屋の刀を交互に打っている様子を想像して下さい…。
カン、カカン、…カン、…カン、のように不規則ではなく、
カン、カン、カンと規則正しく鳴っていますよね。
このように、相手のペースに併せて打つ必要があります。
日々お仕事で電話を受けていると、「はいはいはい」「うんうんうん」など、
一つの言葉や区切りに対して、食い気味に反応してくださる方もいます。
なんとなく急かされているように感じたり、逆に続きを話しにくくなったりすることもあります。
逆にこちらが話しているなかで、相手からの反応が全くないと、
電話が切れてしまったのか不安になることもあります。難しいですね
顔を見ずに話が出来るのは良いこともありますが、上記で述べたようにデメリット部分も起こります。
よりスムーズに、電話の良さを活かしていけるよう、色々考えながら行動していきたいと思います。
(秘書スタッフ 森本)