“「訛り(なまり)」とは、標準語にくらべて音韻上、多少の相違がある地方的な発音。
「方言」とは、共通語に対して、ある地方だけで使用される語。(広辞苑より)”
私は千葉県の内房出身です。
東京に住むようになってから、自分の地元の訛りや方言を認識して、
それが“房州弁”ということを知りました。
思い返すと、私の世代ではほとんどいませんでしたが、
私の周りの祖父母世代には、かなりしっかり房州弁を話す人が多かったです。
年代もそうですが、漁業関係の仕事をしていたり、
海の近くに住んでいる人はその傾向が強いような気がします。
房州弁の特徴は、語尾に「~ぺ」「~べ」とつきます。
私が覚えている房州弁、これは一部ですが…
「~だっぺ」「~だっぺよ」→「~だよ」
「おが」→「私が」
「あに」→「なに」
「あじょ、あじょした」→「どう?、どうした?」
「おいない(おいねぇ)」→「いけない」
「おっかない、おっかんがる」→「こわい、こわがる」
「おっぺす」→「押す」
「ぞろびく」→「引きずる」
「おっぽる、うっちゃる」→「捨てる」
「おおごっつお」→「大変なごちそう」※ごっつお(ごちそう)の最上級
この言葉を使って文章を作ると、
「おっぺすとあぶねっぺよー」→「押すと危ないよ」
「おがおっぽとくよー」→「私が捨てておくよ」
「あーに、あじょしたー?」→「何?どうしたの?」
基本的に語尾が伸びて上がるイメージで、
知らない人は怒っているように聞こえるかもしれません。
先日、帰省した際、子どもの頃によく買い物をしたお肉屋さんに行きました。
小学生の時に同じ市内に引っ越しており、引っ越し前の家の近所のお肉屋さんです。
…明日に続きます。
(電話秘書スタッフ 青木)