正確には、「太りすぎると精神科医にうつ病と診断される」のです。
なぜでしょう?
うつ病とは、セロトニンという幸せを感じるホルモンが出ない病気です。
楽しいことがあっても幸せになれないので、うつ病になる。それが本来のうつ病です。

それではなぜ、肥満になるとうつ病と診断されるのか??
おなかがいっぱいになり、胃が大きくなると胃の上部にあるセンサーがその情報を脳に伝えて、脳の中のセロトニンが増えて、「幸せだなー」と感じます。そして、食欲がなくなります。そうじゃないと胃が破裂してしまいます。
しかし、いつも食べ過ぎていると、セロトニンが増えても感受性が弱くなり、あんまり幸せになりません。
その状態で家族の不幸などが重なり、落ち込んでメンタルクリニックを受診するとします。
精神科は検査ではなく、症状で診断する科です。
セロトニンが出ないから幸せになれない人と、太ってセロトニンは出ているのに感受性がにぶいから幸せになれない人。
原因は全く違うけれども出てくる精神症状は一緒です。
そのため、「うつ病」と診断されてしまうのです。
また、太るともてなくなるなど、生活の上で楽しいことが少なくなります。
楽しいことが少なくなると、やはりうつっぽくなるのはわかりますよね。
最近、うつ病が増えているのは、太っている男性が増えているから。
銀座・いけだクリニックはそう考えています。

それでは女性は痩せているのになぜうつ病が増えているの?
確かに女性は男性の2~3倍うつになりやすいと言われています。
少し男性編から離れますがその疑問にも答えましょう。
そこにはやはりホルモンが関係していました。
続きます。

