こんにちは!びわおちゃんブログ&アニオタWorld!へようこそ。

 

大好きだった。心からそう言える作品だからこそ、どうしても筆を執らずにはいられませんでした。漫画家志望の女子大生・鈴ヶ森ちかが、スランプをきっかけにSNSで行き先を決める「ざつ」な旅。その予測不能な展開と、旅先で出会う風景や人々、そして仲間たちとの温かい交流を描いたテレビアニメ『ざつ旅-That’s Journey-』。

毎週、ちかと一緒に旅に出るようなワクワクした気持ちで画面を見つめていた方は、きっと僕だけではないはずです。しかし、素晴らしい旅を続けてきた本作が、最終盤である第11話・第12話で、少しだけ違う方向へ着地してしまったように感じたのです。それは「残念」という一言では片付けられない、作品への愛情があるからこその「違和感」でした。

この記事では、まず最終回に感じた寂しさの正体を考察し、次に10話まで私たちを魅了し続けた「ざつ旅」の輝かしい軌跡を一つずつ丁寧に振り返ります。そして最後に、旅アニメが持つ本来の魅力を踏まえ、僕が見たかった「ざつ旅」のもう一つのエンディングを、3つの創作ストーリーとしてご提案させてください。

 

目次

  1. 10話までの輝きはどこへ?最終回に感じた3つの違和感
    1. 主人公は誰だったのか?物語の焦点がズレた寂しさ
    2. 「ざつ」さはどこへ?目的が明確すぎた最後の旅
    3. 旅は続くはずじゃなかった?性急すぎた「物語の終わり」
  2. これぞ「ざつ旅」の真骨頂!第1話~第10話の輝きを振り返る
    1. 第1話「はじめの1225段」
    2. 第2話「伊達じゃない! きときとふたり旅」
    3. 第3話「そのままのコシで」
    4. 第4話「ふ、ばいざしー」
    5. 第5話「カラスと龍と蕎麦と離島」
    6. 第6話「真夏の大冒険旅!」
    7. 第7話「神様と出会える街? そして…」
    8. 第8話「女子三人寄って睦まじい」
    9. 第9話「温泉で完成して、初日の出」
    10. 第10話「ココロのふるさと」
  3. 旅アニメの使命とは?「ざつ旅」が最後に失ったもの
    1. 視聴者は「答え」ではなく「過程」を求めている
    2. 「日常」への帰還と「非日常」の余韻
    3. 「ざつ」さこそが共感の源泉
  4. 僕が見たかった「ざつ旅」- 最高の最終回3つの創作ストーリー
    1. 創作案1:原点回帰「究極のざつ旅」編
    2. 創作案2:仲間との「すれ違いざつ旅」編
    3. 創作案3:「過去と未来をつなぐ旅」編
    4. VOD配信情報