今日から11月、2019年も残すところ2ヶ月となりました。この一週間の琵琶湖は先週プラス水位に転じたことにより瀬田川洗堰の放流量が180tからドン付になって流れが強い状況が続いています。今日1日10時現在の水位は+4cmとなっています。今週の月曜日にスタッフはロケで湖上に出ていましたが、その時は南湖西岸のカネカ沖や南エリアのディープホール北側などはターンオーバーっぽい泥濁りで泡や大量の浮き藻があって水質は良くありませんでした。ただ放流量が増えたことでこの濁りも急激にとれはじめ基本的にはボディウォーターを中心にクリアアップ傾向です。ただエリアによっては新たにターンオーバーが発生している所もあるようで水質はその日の状況次第といったところです。

 

釣果に関しては南湖・北湖ともに比較的よく釣れています。ただし「サイズを問わなければ」と「エリア・スポットによる」という条件付きです。小型の数釣りも良いエリア・スポットに入ればライトリグを中心にワームのサイズさえ合わせれば20cmクラスまでの反応は良いようですが、少しでもスポットを外すとバイトは激減しています。各ガイドさんに話を聞いていると釣れる条件としては「ベイトの存在」「地形変化絡み」「良質のウィード」などです。これらの条件が多ければ多いほどバイトも増えるようです。ただこういうスポットは広いエリアの中でも小規模で点在しているようで、仮に木浜が釣れるといっても釣れる人と釣れない人の差がハッキリでるのはこのためです。

 

サイズに関しても20cmクラスが中心で30cmを超えるサイズとなるとなかなか難しい状況ではあります。先週末に開催されたビワコオープン第三戦のデータを見てみるとウェイイン率が30%を下回っています。


date:2019.10.27 天候:晴れ 参加者数:191名 ウェイイン:57名 ウェイイン率:29.8%


ちなみに昨年11月末に開催された最終戦でもウェイイン率は40%を超えています。ビワコオープンのキーパーサイズは30cmなので、それ以下のサイズはそれなりに釣れていたと予想できますが、30cmを超えるとなると途端に難易度が上がります。

週間天気予報を見るとこの先一週間はまとまった雨が降る感じではないので、直近で起こる可能性がある状況変化としては放流量の低下、水温低下、ターンオーバーによる水質悪化、マイナス水位への減水、カナダモ系の減少等ですが、釣り方はどう変化するでしょうか?