戦後まもなく、男は洞窟に押しこまれていた。選択を迫られている、戦争に行っている間に知人の妻を寝取ったからだ。男の言い訳は知人が戦争から帰ってこない為、生活が困窮していた妻を支援していてつい手を出してしまったと。そこで知人は究極の選択を迫ったのだった。
.
.
.
短編集であるのだけれど、表題作以外はハードSFでむしろ表題作が異質な様相、SFのみだと厳しいのかなぁとか勘ぐってしまうほど毛色が違うので要注意、自分にSFの素養がなくても”呪文” ”赤い雨”とかはなかなか楽しめた。

貴志祐介 2022.11.10 文春文庫