2月16日のある研修会で学んだ格言、
「聲なきに聞き、形無きに見る」
紐解くと、
明治維新の功労者、
日本の近代警察制度を創設・確立した
初代警視総監(大警視)である
川路利良(1843年から 1879年)の言葉です。
この言葉は、
『警察手眼』の中の「探索心得」の中にあり、
警察官の心得として今も読み継がれているものです。
「警察官たるものは、
声なき声に耳を傾け、
表面的、外形的な現象のみにとらわれることなく、
奥に隠されたモノを見逃すことなく、
真実をあばき出すことが必要である」
刑事が捜査する際に、
真実を洞察する態度を説いたものとして
知られています。
とありました。
この言葉の出展は、
中国古典の『礼記』がそもそものようで、
「子は、親が何を言おうとしているかを察し、
親が何をしようとしているかを察して
孝養を尽くさなければいけない。」
とのことで、
「注意や配慮が行き届いている様」を指しているようです。
子が親に対しては、
言外・動作に表れない気持ちを察するまでに親を敬い、
孝行することの大切さを説いた言葉になります。
心理学者アルフレッド・アドラーはこう言いました。
「すべての悩みは人間関係の悩みである」
円滑な人間関係構築のための心得:
氷山モデルというものがあって、
海に浮かんでいる氷山の見えているのはほんの一部で、
大半は隠れているというものです。
人の言葉・行動・態度は、
氷山の上の見える部分です。
氷山の下に隠れている、
意図・感情・価値観まで理解しないと
その人を理解したとは言えません。
表面だけの理解では、
その人とのやりとりの場面で行き違いや誤解が生まれ、
うまく関係を築くことはできないでしょう。
人間関係を複雑にしているのは氷山の下の部分です。
氷山の下の部分を意識することで、
少しは人間関係の悩みが減ることにならないでしょうか?。
いや~全くそうですね!
人生100年時代
おぎゃ~と生まれて死ぬまで、
苦もあれば楽もあり!
でも、
今ある自分の存在は命ある限り、
灯しておきたいものですね!!
合掌!!
⇒自閉症・知的障害者支援に役立つ氷山モデル・ABC分析シートの書き方・活かし方
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