それなら許す!
- それなら許す!/田中 辰巳

人は無意識のうちに、謝罪の言葉のなかに「言い訳」や「反論」をつけ加えてしまう。
2004年7月にプロヂューサーの不正支出が発覚したNHKは当人の懲戒免職は当然のこと、上司、監督者の解職、減給等の処分を行っている。
それでも甘いと受信料の不払・海老沢会長辞任をの声も上がっている。
2003年11月、整備士の国家試験問題を漏洩したトヨタでは、漏洩した張本人に7日間の出勤停止、直属の上司に諭旨退職。
系列販売会社の整備士には合格の辞退を求めた。
ところが、奥田会長、張社長には処分はなし。
広告費9年連続ナンバーワンの会社にマスコミは弱腰で、国家試験の価値と信用を失墜させ、消費者と合格者に対する罪の取り方がこれで良いのか?
謝罪や辞任をするか否かは品性によってきめられる。
そしてその品性を重んじるか否かは結局その人の「生きざま」で決まる。
契約者情報の漏洩でソフトバンクBBは500円の金券を送りつけて済まそうとし、
かたやジャパネットたかだは即日高田社長が謝罪の上営業自粛、会社の解散まで覚悟する。
経営者のケジメの付け方には色々ある。
サラリーマン・リカバリー
- サラリーマン・リカバリー―会社から自分の人生を取り戻せ/大前 研一

コンピュータ・外国語・ファイナンスが21世紀の“リカバリー三種の神器“50代は定年後の人生を考えろ。
「サンデー毎日」はつらいよと言い切られては私のような会社人間は返す言葉がない。
「会社が共有すべき大切な知見、解決方法、論理的思考を・・
中間管理職が独占することさえまかり通っている」とのご指摘ごもっとも。
でもこの日本では苦労して築き上げたノウハウをタダでくれてやるお人好しは無能と同意義。
アシストは評価が低いどころかマイナスでしかない。
もはや尖ったビジネスマンになるには遅すぎ、せめて帰りにNOVAにでも寄って会社から人生を取り戻す一歩を踏み出そうか。
謎解き アクセサリーが消えた日本史
- 謎解き アクセサリーが消えた日本史 (光文社新書)/浜本 隆志

世の女性を魅了する宝石。
ダイヤモンドを最高の宝石と日本人の心に植え付けたのはユダヤ人シンジケートというのは有名な話。
知人の陶芸家は日本にダイヤやルビー・エメラルドといった石が出なかったからこそ陶芸という宝が発展したと言っていた。
しかし、古来よりヒスイ、真珠、メノウ、琥珀、水晶、金、銀とアクセサリーの材料には事欠かない。
古墳時代の遺跡から出土するこれらのアクセサリー群。
それが維新後西洋からもたらされるまで1100年もの間、櫛以外の指輪・耳飾り・首輪等が見当たらないのは何故だろう?
着物姿にネックレスやイヤリングは変だと感じていたが、これには歴史的な感性があったのだ。
平安の十二単、室町以降の小袖姿に首輪や耳飾りはしていない。
著者は縄文時代のアクセサリー文化を天皇制が封印。
アクセサリーは遊牧民族が携行できる財産として発展。定住性の農耕民族には必要とせず、地理的要因として遊牧民族との接触がなかったことの3点が日本のアクササリー空白1100年の原因だとしている。
男のピアスが最新モードと思われたが、あれは縄文人に戻ったということか。