ほのぼの系が好きなので、今回は瀬尾まい子さんの「傑作はまだ」を読みました。

ある日突然50歳の小説家加賀野の元に、会ったことのない25才の息子智が現れます。

自分中心で周りのことには関心を払わない加賀野とは反対に、智は人懐っこく周囲の人たちともすぐに打ち解けます。

 

間違いなく血の繋がりはあるものの、性格も反対で一緒に過ごしたことのない二人はこれからどうなるのでしょうか。そしてなぜ智がやってきたのか。

 

加賀野は人付き合いは苦手だけど、悪い人ではないんです。ただ慣れてないだけで。

 

世の中は冷たい人ばかりじゃないし、ちゃんと優しい人もいて、日常のほんの少しの会話でも嬉しくなったり、温かな気持ちになるんだということを思い出しました。

気づいていなくても、幸せは日常の中にあるんですね。