原田ひ香さんの「ミチルさん、今日も上機嫌」を読みました。

今まで彼氏がいなかったことがないというミチルですが、ついに振られてしまいます。45才でバツイチ。振られたショックで仕事まで失うことに。

 

新しい仕事をを見つけるのも苦労しますがチラシ配りの仕事にありつき、それが縁で小さな事務所で働くことになります。

 

ミチルは若い頃もてたから、それがずっと続くと思っていたみたいですね。普通は年をとれば見向きもされなくなるのをわかっているんだけど。お姫様扱いされすぎたのかも。

 

それがやっと現実を知って、今までの自分を手放し、新たな気持ちで出発します。

 

最初の頃はミチルはちょっと嫌だなと感じました。もうおばさんなのに若い頃と同じだと勘違いしているみたいで。

でも打ちのめされても、今できることをやるしかないというところが、頑張ってるなって思えます。

それにやっぱりいい人です。

 

ミチルが付き合ってきた相手は好きじゃないけど、事務所社長の光浦は若いのに男気があってなかなかいいです。恋愛対象ではなく、仕事で協力しあえるいい仲間ができたようです。こういう関係は憧れますね。