10年以上前に読んだ本を再読しました。津原泰水さんの「ブラバン」です。
私は読んだらすぐにブックオフに持って行く方ですが、好きな本は取っておきます。この本も取っておきました。
好きなのにどんどん出てくる新しい本を読みたくて、なかなか再読はしないものです。
主人公は1980年に高校に入学し吹奏楽部に入ります。そこで合奏の楽しさや難しさを知ったり、仲間たち、顧問の先生などとの繋がりができます。
軽音楽同好会にも入っていて、吹奏楽部ではコントラバスの担当です。相当音楽好きですね。
卒業して25年も経ち連絡がつかなくなった人たちもいる中で、あることをきっかけに当時の仲間と再結成しようということになります。
25年は長いですから、みんな色々事情があります。参加したくてもできない人もいるし。それでも徐々に集まるんです。心根は変わってはいない。
曲名がいくつか出てきますが「オネスティ」が懐かしいです。ココアのCMで流れていました。
再読してみると、内容をほとんど忘れていたことに気づかされます。そしてまた好きになりました。