私、恥ずかしながら、こちらのお店の生菓子をいただくのは初めてだったのです(〃∇〃)
都内有名和菓子店の上生菓子なら、何度でも口にした事はあるのですが、そして京都の老舗の生菓子をいただくのが初めて、という訳でも無いのですが、とにかく期待が大きかったのです![]()
時は宵山・祇園祭にちなんで、「稚児提灯」と「稚児の袖」という銘が付いています。
(箱ですみません
上が稚児の袖、下が稚児提灯です。)
稚児の袖、こちらは求肥に透明な固いゼリー状の物が挟まっています。この、求肥といい、中に挟まっている物体(何でしょう??錦玉?羊羹??)といい、とにかく粘り気が強くて、なかなか切り分ける事が出来ません(;^_^A
食べるのに苦労した割には、食感が好みでなかったせいか、味の方も特に感動する事なく終わりました。
問題は、この稚児提灯です。
3個入りの箱の中には、稚児の袖1つ、稚児提灯2つが入っていて、本当に救われました。
この、葛の中に着色した白餡を閉じ込めたお菓子に、すごく感動してしまいました。
初め、葛と一緒に中の餡を切り分けた時には何も起こりません。
しかし一度口に含むと、のどの奥まで馥郁とした香りが拡がり、餡なのに、まるで瑞々しい桃でも食べているような錯覚に陥ります。
もう一度、お行儀悪く切り分けた一片に鼻を近づけ、くんくんと嗅いでみても、匂いは殆んど感じられません。
ところが、口に入れた途端、やはり独特の芳香に脳髄まで支配されてしまうのです。
味は、優しく。あくまでも、優しく。
京都に於いては、この様な味わいを持った生菓子は、比較的手に入りやすいものなのかもしれません。
しかし、今まで東京の有名和菓子店で味わって来た上生菓子とは、あまりにも方向性が違うように思えてならないのは、私の気のせいなのでしょうか?
東京では、もっと素材の味をくっきりはっきり前面に打ち出したお菓子が、多い様な気がします。
見た目と味とのギャップが少ないので、その分、サプライズも少ないのではないかと思います。
何と言うか、今回、この生菓子が持つ魔力に、完全に打ちのめされましたΣ(・ω・ノ)ノ!
そして、この先、もっと魅惑的な生菓子に京都で出会ってしまったら…。
もう、後戻りが出来ないような気がします![]()
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