ラ・ポンシュ ~フレンチ@沼津~ 静岡おいしいもん!!!
ビュッフェの絵画“La Ponche”から店名を付けたというフレンチのお店。開業20年ということだが、恥ずかしながら今回訪れるまで、私はこの店の存在すら知らなかった。外観も店内も品良く、何年も使い込んだ皮のような色艶。
外国の小説に出てくるような、100年も受け継がれてきた銀のスプーンが、ピカピカに磨かれて置かれていそうな雰囲気である。
ディナーは、3,500円から食べることができる。今回は5,000円のコースから、魚と肉をそれぞれチョイス。
エスカルゴのパイ仕立て
パイのふたに穴を開けていくと、中にはバジルソースと共に甘く柔らかいエスカルゴが入っている。サクサクとしたパイ生地と、バジルの香りで臭みを飛ばしたエスカルゴが調和して美味い!思わず“おかわり”と言いたくなるおいしさである。
章姫のソースと魚介のサラダ
イチゴのソースといったら、ヨーグルトやケーキに使われる甘いジャム系の味を想像してしまうが、このソース、イチゴの甘みとお酢の酸味が絶妙で、大きなエビ、ホタテ、イカ等の魚介の味を引き立てている。また、添えられた人参が少し生加減で、フォークで食べるのが難しいのだが、これがわざと半生にしてあるとかで、シャキシャキとした食感が何とも言えない。このイチゴのソース。市販されたら絶対に買い!なのだが、この味を流通させるのは、無理なんだろうなあ。さすが、フレンチ。
ここで厚切りのフランスパンが出された。
これがおいしい。同伴者が、パンの中でもフランスパンが一番好きという、パン通だったのだが、大絶賛だった。
“ぴのきお”という沼津のパン屋からの仕入れであるが、そのパンを5分ほど温めて出すと、この味になるとのこと。
ほうれん草とココナッツのスープに付けて食べると最高ですよ。とマダムに言われた時には、既に完食。迷わず、おかわりを注文。
この店は、シェフとシェフの料理の大ファンで結婚してしまったというマダムのご夫婦で切り盛りされているのだが、このマダムが、無類のおしゃべり好き。何度も訪れているお馴染みの客は、それはそれで楽しいのだろうが、話が乗ってくると、料理を出されても、なかなか手をつけることができず、一番おいしい状態を逃してしまったような気持ちになる。
今回も、前述のスープに付けて食べるとおいしいフランスパンのお代りが、話が止まずにいつまでも出てこない。今度はスープがなくなってしまう~というところに、やっと運ばれてくる始末。
サービス精神旺盛なのだが、食事に一緒に行った人との会話を楽しみたい人には、少々うるさく感じることだろう。まあ、客を見て対応を変えるのがプロなのだろうから、心配することもないか。
そうそう、この店の看板ねこのまいちゃんも、招き猫ならぬ、サービス精神旺盛の接客ぶりである。
ほうれん草とココナッツのスープ
話のとおり、パンとスープの組み合わせは、最高でした。今度絶対に買いに行きます!ぴのきおのパン!!
肉料理は、和牛、鴨、子羊の中から和牛をチョイス。
和牛ステーキ:春菊とプチベール添え。
肉の煮込み料理が多いフレンチの中で、今回は珍しくストレートにステーキ。添えられた春菊とプチベールがさっぱりと、ほくほくのじゃがいももGood。
久しぶりにフレンチでおいしいお肉に出会えました。
本日の魚料理は、黒ムツ。
黒ムツとムール貝。そして、軽く焼かれた芽キャベツとしいたけ。メインは黒ムツですが、この焼いた芽キャベツが甘くておいしい。聞くところによると、野菜は香貫に住む80歳のおばあさんの畑から直接購入しているとのこと。虫もつかない中国産の野菜と違って、虫が付くくらいの野菜の味は、やっぱり違う。
デザート:グランボアーズとイチゴのソース
今回、同伴者が誕生日である旨を予約時に伝えてあったため、デザートに花火をつけて祝ってくれた。粋な計らいである。このグランボアーズ、プリン好きの私には、最高のもてなしであった。
~さいごに~
王道のフレンチの割には、さっぱりとしたテイストで、新鮮な魚介類の扱いを熟知しているシェフだからこそできる味を出している。
20年続いたシェフの夢は、フレンチのみならずイタリアンの要素を取り入れたデリカテッセンを開くこととか。毎日の食卓に気軽にあの味を味わえるのはうれしい反面、王道のフレンチを続けてほしいと願いファンも多いことだろう。1台100万円するエアコンが壊れた時が転機だと仰っていたが、まだしばらくこのままのフレンチを続けてほしい。エアコンよ、がんばって!
written by
ラ・ポンシュ
静岡県沼津市西島町1-33 ロイヤルマンション1F→静岡県沼津市高島本町3-5に移転。
TEL:055-934-3919
URL:http://www.laponche.jp/index.html
営業時間:昼)12:00~15:00 夜)17:30~22:00
定休日:不定休
平均予算:昼)2,200円~5,000円 夜)3,500円~10,000円
総合評価:
味の評価:
雰囲気:
サービス:
コストパフォーマンス:
←どうぞ、よろしく。
WIREDiCONの詳細情報については、こちらのページ
をご覧下さい。
外国の小説に出てくるような、100年も受け継がれてきた銀のスプーンが、ピカピカに磨かれて置かれていそうな雰囲気である。
ディナーは、3,500円から食べることができる。今回は5,000円のコースから、魚と肉をそれぞれチョイス。
エスカルゴのパイ仕立て
パイのふたに穴を開けていくと、中にはバジルソースと共に甘く柔らかいエスカルゴが入っている。サクサクとしたパイ生地と、バジルの香りで臭みを飛ばしたエスカルゴが調和して美味い!思わず“おかわり”と言いたくなるおいしさである。
章姫のソースと魚介のサラダ
イチゴのソースといったら、ヨーグルトやケーキに使われる甘いジャム系の味を想像してしまうが、このソース、イチゴの甘みとお酢の酸味が絶妙で、大きなエビ、ホタテ、イカ等の魚介の味を引き立てている。また、添えられた人参が少し生加減で、フォークで食べるのが難しいのだが、これがわざと半生にしてあるとかで、シャキシャキとした食感が何とも言えない。このイチゴのソース。市販されたら絶対に買い!なのだが、この味を流通させるのは、無理なんだろうなあ。さすが、フレンチ。
ここで厚切りのフランスパンが出された。
これがおいしい。同伴者が、パンの中でもフランスパンが一番好きという、パン通だったのだが、大絶賛だった。
“ぴのきお”という沼津のパン屋からの仕入れであるが、そのパンを5分ほど温めて出すと、この味になるとのこと。
ほうれん草とココナッツのスープに付けて食べると最高ですよ。とマダムに言われた時には、既に完食。迷わず、おかわりを注文。
この店は、シェフとシェフの料理の大ファンで結婚してしまったというマダムのご夫婦で切り盛りされているのだが、このマダムが、無類のおしゃべり好き。何度も訪れているお馴染みの客は、それはそれで楽しいのだろうが、話が乗ってくると、料理を出されても、なかなか手をつけることができず、一番おいしい状態を逃してしまったような気持ちになる。
今回も、前述のスープに付けて食べるとおいしいフランスパンのお代りが、話が止まずにいつまでも出てこない。今度はスープがなくなってしまう~というところに、やっと運ばれてくる始末。
サービス精神旺盛なのだが、食事に一緒に行った人との会話を楽しみたい人には、少々うるさく感じることだろう。まあ、客を見て対応を変えるのがプロなのだろうから、心配することもないか。
そうそう、この店の看板ねこのまいちゃんも、招き猫ならぬ、サービス精神旺盛の接客ぶりである。
ほうれん草とココナッツのスープ
話のとおり、パンとスープの組み合わせは、最高でした。今度絶対に買いに行きます!ぴのきおのパン!!
肉料理は、和牛、鴨、子羊の中から和牛をチョイス。
和牛ステーキ:春菊とプチベール添え。
肉の煮込み料理が多いフレンチの中で、今回は珍しくストレートにステーキ。添えられた春菊とプチベールがさっぱりと、ほくほくのじゃがいももGood。
久しぶりにフレンチでおいしいお肉に出会えました。
本日の魚料理は、黒ムツ。
黒ムツとムール貝。そして、軽く焼かれた芽キャベツとしいたけ。メインは黒ムツですが、この焼いた芽キャベツが甘くておいしい。聞くところによると、野菜は香貫に住む80歳のおばあさんの畑から直接購入しているとのこと。虫もつかない中国産の野菜と違って、虫が付くくらいの野菜の味は、やっぱり違う。
デザート:グランボアーズとイチゴのソース
今回、同伴者が誕生日である旨を予約時に伝えてあったため、デザートに花火をつけて祝ってくれた。粋な計らいである。このグランボアーズ、プリン好きの私には、最高のもてなしであった。
~さいごに~
王道のフレンチの割には、さっぱりとしたテイストで、新鮮な魚介類の扱いを熟知しているシェフだからこそできる味を出している。
20年続いたシェフの夢は、フレンチのみならずイタリアンの要素を取り入れたデリカテッセンを開くこととか。毎日の食卓に気軽にあの味を味わえるのはうれしい反面、王道のフレンチを続けてほしいと願いファンも多いことだろう。1台100万円するエアコンが壊れた時が転機だと仰っていたが、まだしばらくこのままのフレンチを続けてほしい。エアコンよ、がんばって!
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ラ・ポンシュ
静岡県沼津市西島町1-33 ロイヤルマンション1F→静岡県沼津市高島本町3-5に移転。
TEL:055-934-3919
URL:http://www.laponche.jp/index.html
営業時間:昼)12:00~15:00 夜)17:30~22:00
定休日:不定休
平均予算:昼)2,200円~5,000円 夜)3,500円~10,000円
総合評価:

味の評価:

雰囲気:

サービス:

コストパフォーマンス:

←どうぞ、よろしく。
