ふと、遠回りする人生や挫折は人生においてどうなのか?
無駄なのか?失敗なのか?
そんなことが頭をよぎって。。。。

 

今の時代は、
ネットですぐに検索、SNSでいろいろな投稿、たくさんの書籍、あらゆるセミナー、あらゆる教室などたくさんの情報があります。

また、成功者、講師、師匠、コンサルタント

はじめ、いろいろな経験者やノウハウをもった方々もたくさんいます。


こうしたものを受けたり、参加したり、学んだり、検索したり、見たりと
目的はいろいろなあるかと思いますが、

 

多くの人が、自分の目標や夢、手にしたいものなどを


早く到達したい
効率よく
最短で
失敗をできるだけしないように
髙いレベルのものを

成功者に学びたい
などなど

 

ここで、ふと、二人の人物について、

思いだします。


一人はイチローもう元選手ですね。
そして、もう一人は、あのアリババの創業者であるジャック・マー氏。
誰もが知る、いわゆる、その世界で間違いなく歴史に名を残すお二人。

 


さて、イチロー元選手ですが、メジャーで活躍していたころです、

インタビューで

 

「最近の子供たちや若手の選手が、自分によく、どうやったらイチロー選手のようになれますか?」
「どんな練習をしたら、あんなにヒットを打てますか?
「何をしたらメジャーの選手になれますか?活躍できますか?」
「どうやったらあんなすごい記録をつくれますか?」

 

そうした質問に当時のイチロー選手は、こう言ってました。
「ほとんどの人がこのたぐいのことを自分に聞いてくるが、とても違和感がある」と。


それを質問する目的の中に、
早く成功したい、できるだけ効率よく練習したい、テクニックやノウハウを知りたいそういう意図が見え隠れする人が多く、
イチロー選手は、

「そういう質問にはあまり答えたくない」と言いますと。

「それ聞いて、どうするの?」


あえて言うとしたら、
「たくさん挫折、失敗して、遠回りして、それでもあきらめず、やり続けることかなと」

「なんで、みんなは、最短でとか、効率とか、すぐにノウハウを聞きたがるの?
遠回りするのを嫌がるの?もがくことを嫌がるの?」
「特に記録なんていうのは、積み重ね、

少なくともケガをせず、ずっとレギュラーで出場し続けて、モチベーションをたもち続け、そして結果をだし続けないと達成できない」


「それに近道があるなら、私が逆に教えてほしいぐらい」と。

 


さて、次にジャック・マー氏ですが、彼もあるインタビューで


「どうやったらビジネス成功しますか?」
「成功の秘訣は?」
「どうやったら成功するビジネスを見つけれますか?」
「何を学べば良いか?どうしたらあなたのような経営者になれますか?」


ジャック・マー氏も、みんな成功する方法やノウハウばかり聴きたがると

 


2人が言い方違えど、共通して言っていたのが
「みんなは人の成功した方法やノウハウを聞きがたるが、それをきいて何がその人に役立つのか?」

「成功した我々でさえ、結果からみて正しい選択、やり方だったということが後付けであり、

やっている最中や何かを選択するときにどちらが正しいかなんて100%はわからない。

こたえがない中、不安も当然、持ちながら、苦しさや試練を何とか乗り越えようと。

当然、その点での失敗と思えることもたくさん経験し、もがき、Try&Errorの連続」



「成功や目標達成のプロセスなんて、人それぞれ、才能も違うし、体つきも違うし、苦手なことも、得意なことも違うし、自分たちと同じことをやっても、その人にとって合うかどうかは疑問。それに、それまでに歩んできた、経験してきたものも違うし」

 


なぜ?「あなたはどんな失敗をしましたか?」
「どんな苦労しましたか?」
とか質問しないんだろう?あきらかに、うまくいったことの数倍、数十倍、うまくいかなかったことが多い、それは結果としてわかりやすいので、話せるし、人のまねをして成功することよりも、人の失敗を知り、それを真似ないようにすることは、しなければ良いので誰でもできるのに」と

 

あと、イチロー選手は、
「結局、どれだけ遠回りして、試練をあじわい、何度も何度も肉体的、精神的にも試され、Try&Errorを繰り返し、どれだけ経験するか」

そうすると、だんだんと、同じ失敗やスランプをしても、そこからどうすれば突破できるか?どうすれば早く突破できるか?

そして過去のその経験が生きて、新たな試練に対してもそれが応用として活きてきたりする」



だから、成功の近道、目標を達成する近道は
「どれだけ、自分自身でたくさんの試練やスランプ、失敗を経験し、それでも目をそらさず、これでもか、どうしたらと悩み、練習し、

Try&Errorを繰り返すか。それを遠回りという表現をするなら、遠回りこそ一番の成功への近道だと思うと」

 

 


でも、最近の人は、すぐに答えを、ノウハウを、最短で、効率よく、要はできるだけ失敗をしないで、試練を体験せず、成功者のマネをすれば自分も成功するとおもい、要は、失敗を少なくしたいはずなのに、失敗したことをきいてこないと。


成功本やノウハウ本、成功者のセミナーなどたくさんありますが、


中にはうまくいく人もいるとは思いますが、ほとんどの人は、真似てもうまくいかない、まずは、長続きしない、行動しないが多いのではないでしょうか?

 

経験ではなく、情報やノウハウ、知識ばかり増えて、やらないうちに知識ばかり増え続けると、不安や失敗のイメージがふえ


結局、行動しなくなる、できなくなることが多いかと。

 

結局は、成功や目標を達成する人も、行動をし、いろいろな試練を体験し、挫折、失敗を繰り返し、Try&Errorをしながら、修正していき、自分自身の経験の中から、身に着いたものを活かしていく、思っていたより、遠回りし、経験することをするしかないかと

 

私の経験からも思います。

中には天才的な人もいるかもしれませんが、ほとんどの多くの人は、その数パーセントの天才よりは、経験しながら、修正ながら進むしかないかと。

私も16年ではありますが、会社を創業し、

この16年は、本当に遠回りし、その時、その時は、苦しさ、葛藤、何でうまくいかない、こたえはない、誰かにきいてもうまくいかないことも多く、

 

結局は、自分でやっていきながら、心の中では
「私はあの人みたいになれない。比べてもダメだな。なんで私は遠回りしているのか?
これで正しいのか?どっちの選択が正しいのか?」不安の連続でした。

しかし、何度もいろいろな試練を経験すると、心のもちよう、やるべきことのシンプルさ、

少しずつですが、私なんかのレベルでも経験ともに直感的なものも働くようになり、



そして、最近は言いきかせているのは、

「まあ、天才的な人はごくわずか。私みたいな遠回りする人の方が、おそらくたくさんいるはず。天才の人はほっておいても大丈夫。少しでも、

私のこの経験や失敗なんかの体験が、若い人たちや同じことを目指す人に、一人でも寄り添ったり、何か力になれたり、その人の気持ちを共感してあげたりできればと、きっと、そういうことで悩む人の方が世の中は多いはず」と、勝手に決めつけて、自分に言いきかせている自分がいますね。

 

未だに、不安の連続、安定なんて感じたことはありませんが。。。。

日々、Try&Errorで、やりながら修正していく

 

 

最近、思うのが、目指すゴールは同じでも、見方やアプローチには二通りあるんだなと

 

成功したいなら、成功を学ぶとも言えますが、成功談ではなく、失敗を学び、それをやらないようにして、できるだけその人がした失敗をしないようにする。

それも一つの考え方。

 

そして、大切なもの、大事なものを見つけるには、見つけることをするよりも、今自分が持っているもの、価値の中、時間やお金を使っているものや人の中で、まずは、やめることを探し、やめてみる、手放してみる、

それなら、確実に今やっていることなのでできます。

手放してみて、それで何とも影響ないものは、必要ないもの、そして、残ったものは、大切なもの、大切なこと

 


遠回りすること、挫折や試練、その一瞬は失敗と思えても、それから目をさらさず、やり続ければ、必ず経験として身につく


Try&Errorこそが、実は、近道

 

そして、いろいろな経験をした人は、心の経験も豊かになり、人の心に寄り添うこともできるようになるようにも思えます


成功の反対は、失敗ではなく
「自らあきらめること、やらないこと」のように思います。

 

 

やり続けることこそ、最大の才能
やり続けないと、わからないこともある、記録も達成しない。もちろん、見極めも大切、効率化も、スピードも大切です。

しかし、結果と手段は異なることも



今回のコロナのことで、何かこれからの時代の
価値や見方が、変わる、変えないといけないような気もしており、これまでの効率化や成功するノウハウ、こたえを早く見つけたいという、近道を知りたいという目的ばかりでなく、立ち止まって、遠回りすることを、不安やあせりではなく、これからの経験としてとらえることができる、

 

人の気持ちにどれだけ寄りそえる人になれるか、自分の素直な心と向き合えるか、


そして、人の目を気にする人生ではなく、多くの人が歩む道から、たとえ自分だけが外れても、それを落ちこぼれたととらえず、不安ではなく、自分の道をしっかりと歩む人生が一人一人できるか、

 

それを素直に応援や認めてあげれる

人に寄り添える社会をつくれるか。。。。。


 

そういう時代になるのかな?

いや、なってほしいと個人的な

願望でもあります。