ぼくがキャリア携帯をやめるまで | 迷った時は旅に出ろ ~自転車日本一周(完)~


通信媒体を数日前からSIMフリー携帯をメインに切り替えました。
組み合わせとしては、

Zenfone5(32GB・白) × IIJmio(みおふぉん・ミニマムスタートプラン・音声通話機能つき) 

です。

 月々1600円(税抜き)でLTEが使えて、通話もできて、SMSも使えてテザリングもできるままになっています。

以下、非常に長くなりますが経緯や費用、感想などを書き連ねていきます。どなたかの参考になればいいかな、と思います。


 

脱キャリア携帯をした理由

 

・費用対効果

月々の支払い金額に対して、じゃあそこまで自分は使えているのか?と問われれば、自分は確実にそこまで使っていない。今月も外出先でLTE(4G)を使ったが、いつもより多く使ったはずなのにデータ使用量は5GBにも満たなかった。通話もほとんどしない。

 ちなみに、データ使用量をカスタマーサポートなどで確認できるが、この数字には3G回線での利用量は含まれていないらしい。それなのに、3G利用量を含めてデータ利用量が7GBを超えると制限がかかってしまうのです。これはauショップで確認済みです。

 

・auであるメリットが減った

auである理由は、そもそも父のつながりでツーカーを使っていたことに由来する。また、地元の山間部や実家のキャンプ場ではauが比較的つながりやすい(docomo、softbankの順でつながらなくなる。)というのも一つの理由でした。しかし今は主に長野市に住み、実家にも年3回ほどしか帰らないので、キャリアに縛られる理由も無くなりました。

 

・iPhoneの相次ぐ故障

1年ほどiPhoneを利用した頃から、カメラレンズ内にゴミが混入し始めました。1年半過ぎからは電源ボタンが効きにくくなりました。同じくして電池の持ちも悪くなりました。さらに画面のパネル内にもゴミが混入していることに気が付きました。

幸いにも、電源ボタン、充電池の無償交換プログラムの対象だったため、1週間ほどの修理期間を経て問題解決。ついでにカメラレンズも交換してくれていましたが、画面のゴミはそのままでした。

非常に使い勝手の良いiPhoneですが、そろそろ潮時かな、と感じつつありました。

 

 

 ◆過去の状況

 

 使用機種:iPhone5

 契約内容:LTEプラン

 月々の支払い:約7000~8000円

 データ使用量:約3GB前後

 

なんやかんやで、最低でも6500円はかかっていた。2年目以降はそれまで無料オプションだったテザリング機能(通常月々500円)を解約。また、分割で支払っていた本体代金も支払いが終わったが、かわりに2年間だけだった割引も終了。結局月々の支払総額は大きく変わらなかった。

通話において、ネット回線を利用したIP電話(050plusなど)も試したが、まだまだ不満があったのでほとんど使わなかった。

 


 ◆新規契約内容

 

 使用機種:Zenfone5(32GB・白)

        http://www.asus.com/jp/Phones/ZenFone_5_A500KL/

 利用SIM:IIJmio(みおふぉん・ミニマムスタートプラン・音声通話機能つき) 

       https://www.iijmio.jp/

 月々の支払い:1600円+税

 データ使用量上限:3GB 余剰分は翌月へ繰越可能!

 利用回線:docomo


 

■IIJmioにした理由

 

・音声通話機能

 IP電話に不満がある自分としては通話機能と電話番号は維持したかったし、仕事上SMSの利用があるためこれは外せなかった。(SMSの送信には文字数によって別途料金がかかることは契約後知りました。…ま、通話も有料なんだから当たり前か。)

 

・データ利用量と繰越サービス

 過去の履歴から、うまく使えば月々3GB以内にはなりそうだったので一番ベーシックなプランを選択他社であれば1GBまで、とか、1日110MBまで、といったプランもあったが利用料を考えるとしっくりこなかった。また、IIJmioは4月から最大利用上限が2GBから3GBに変更され、余った分は翌月へ繰り越しが可能なのもうれしい。

同社にはファミリーシェアプランというのもあり、もし嫁も脱キャリアする場合はこちらを利用できるというメリットもある。音声通話機能付きで月々3,260円~で、3枚までのSIMを合計最大10GBまでシェアして使える。しばらく使ってみて、不足があればまずは月々5GBまでのプラン(税抜2220円/月)に変更しようと思います。

 

・利用回線がdocomoである。

残念ながら、au回線を使ったMVNOはまだ少ない。「UQ mobile」「mineo」のふたつだが、プランが他と比較すると自分には合わないため候補から外れた。docomoであれば地元周辺でも、嫁の実家周辺でも利用可能なはずだ。 余談だが、嫁は元々docomoだったのを無理矢理?auにさせてしまい、実家に帰ると以前よりつながりにくくなったと不満を漏らしていた。申し訳ない。


なお、一番よく参考にしたサイトはこちらです。

SIM-FAN http://sim-fan.mobile-runner.com/



■Zenfone5にした理由

 

キャリアを離れることで、機種を自由に選択できるようになった。いわゆるSIMフリー携帯の購入が必要になった。手持ち尾iPhone5ではSIMロックがかかっているため、最初はiPhone6を、とも思ったが本体代高いし、ってか今iPhone5あるし。ってことで、iPhoneは家用にしといて、新たにSIMフリー携帯を探すことにしました。そこで最終的に決めたのがZenfone5でした。

 

・低価格・(比較的)高スペック

本体代金は3万円前後でした。色は白がよかったのですが、残念ながら16GBだと売り切れていたため、3000円ほどしか変わらない、32GBを選択。それでも32000円。さらにキャンペーン期間中につき、IIJmioの音声通話パックが無料でついてきました。通常は3000円ほどするものです。

値段の割には高スペックだと思います。さすがに最新の5万円くらいする代物には及びませんが、ネットもサクサク動くし、カメラも800万画素あれば十分です。一時期のAndroidは操作への追従性が悪く随分のろのろしたし、よくアプリが落ちることがあったそうですが今のところそんな不満もありません。しいて言えば、使い慣れていないのでAndroidの世界観がつかみきれていないのが不満です。操作に戸惑います。

 

・microSDが使える

iPhone5では16GBを使っていたのですが、その容量の少なさが一つの不満でもありました。32GBの機種を選びはしたものの、SDカードを使えるという機能があれば、データ量にも困ることはないので安心です。また、バックアップにも使えます。

 

・FMラジオが聴ける

個人的に、ちょっとうれしい機能です。イヤホンを差し込む必要がありますが、データ通信をしなくてもFMラジオが使えます。

 

 

■Zenfone5にしたデメリット

 

・おさいふケータイ、防水機能、ワンセグ機能が無い(SIMフリー全般)

でも、そもそも使っていない機能なのでいいのです。防水機能はあったらうれしかったけどね。

 

・キャリアメールが使えない(SIMフリー全般)

これは面倒でした。永く使って来たアドレスだったためにメアド変更のお知らせを送るのが大変でした。しかし電話帳の整理にもなったのでそれはそれでよかったかな。新アドレスはGmailにしましたが、現状仕事用にもなっているので今後弊害が出てくるかもしれません。最近はFacebook(Messenger)でやり取りする友人も多いので混乱しそうです。

 

・デザイン性

さすがにiPhoneには劣ります。Androidのアイコンのデザインはイマイチだし、キーボードも打ちにくく誤打が目立ちます。キーボードはじきに慣れるとして、アイコンは…。一応着せ替えアプリもあるので今後もう少しシンプルなデザインにしていけたらと思っています。

外観については、画面が大きく見やすいけど、大きすぎて手に収まらないのが不満ですかね。片手じゃ無理がある。物理ボタンも横にしかないので時間確認などが面倒です。自分は右前のポケットにケータイを入れるタイプなのですが、この大きさでは納まりが悪いので気持ち悪いです。

背面が曲面になっているので、テーブルなどに置いたままキー操作をするとぐらぐら揺れます。気になる人は手帳タイプのカバーを購入したほうがよさそう。ただ、この曲面がスピーカーから出る音を拡散しているということの理解は必要。 


・アクセサリが少ない

SIMフリー携帯の多くは、専用カバーやフィルム、ケースなどの選択肢が少ないように思います。一応Amazonでカバーとフィルムのセット販売されているものをとりあえず買いました。auで貯めていたポイントを移行し、Amazon用のギフト券を購入したので実質無料でした。

 

 

■今回の一件での注意点

 

・LINEの登録情報の移行。おろそかにすると使えなくなるらしい。

 なお、iPhone→Androidの場合、トーク履歴は引き継がれません。移行した時点でもとのiPhone側にもアクセスできなくなるので、過去のやり取りは辿れなくなります。グループ内における、アルバムなどは引き継がれていました。それ以外は未確認です。
参考:http://andronavi.com/2014/08/331117 

 

・切り替え期間における通話不能時間がある。 

 MNP転出処理の連絡~SIMカードが手元に届くまで、この間だけは実質通話ができなくなります。Wi-Fiは使用可能。今回、本人確認写真(写真を撮影して送信します。)送信後、2日目の夜に切り替え連絡があり、数時間後からiPhoneでの通話機能は使えなくなりました。さらに2日後にはSIMカードが届いて、晴れてSIMフリー携帯デビューとなりました。

 

・MNP予約番号には有効期限と入力期限がある。
お申し込みの時点で残りの有効期限が7日以上残っている必要があります。残り7日未満の日付は選択できません。」という制限がある。知らずに申し込んだらギリギリでした。 


・解約費用等の出費。

合計5400円(税込)

  ・IIJmio音声通話パック購入料金:0円(通常はAmazonであれば2300円+税)

  ・MNP転出予約手数料:2000円+税

  ・au誰でも割 年契約解除料:3000円+税

 

 ※転出の際、転出月にかかっている LTEフラット料金5700円/月 と、LTE NET料金300円/月 の計6000円に対しては日割りは適応されないので、月末に転出、転入するのがお得かと思います。



■感想とその後。


数日使ってみて、通話は問題ないし、外出先での電波状況も今のところ差支えはありません。SIMカードは差してすぐ使えるようになりました。機種によっては設定が必要らしいですが、今回は特に何もしていません。仕事でバリバリ使っている携帯電話と言うわけでもないので、通話できない期間があったことも特別差支えなかったですが、人によってはこの点は大きな問題になる方もいらっしゃるかと思います。充電もしっかり持つので、1日安心して使えています。

計算上、初期費用を含めても約8か月でもとが取れ始める計算になりました。SIMフリー携帯は保証サービスなどが無いので、事故だけは気をつけようと思います。