こちら、地図から読み取り、ネットで調べ、分析し、かつ野宿自転車旅初心者でも可能なコース取りをしようと検証してみた記事だったのですが、先月ようやく実行に移すことができましたので、レポートさせていただきます。
コースは計画とほぼ同じ。
実際走ったコースはこちら。GoogleMap
細かい部分は違うけど、およそこんな感じでした。
ということで、順番に振り返ってみようと思います。
そもそもの想定として、
自転車旅初心者、野宿、東京出発(旅の初日)、荷物多い感じ。
といったシチュエーションで考えています。
なので、ロードで時速30、40kmくらい出して走っちゃうよ~!って人には意味のない情報ですのであしからず。
東京出発は宿泊地でもあった「HOSTEL & BAR LOUNGE Nui.」が起点になりました。
友人でもあるスタッフに別れを告げ出発。
その足でもう一件、友人のゲストハウス「レトロメトロバックパッカーズ」にも寄り道。
本格的に出発したのが9:05。
すぐに国道17号線に合流し、埼玉県に入ります。
道はずっと同じ17号線を走るので、迷うことは無い。
道もずっと平坦やし、埼玉県に入る頃には都内ほど車も多くなく、思っていたほどストレスなく走れました。
もちろん途中食料の買い出しや寄り道しつつ、16時には熊谷駅を通過。
この時点で約70km。7時間経過なので、休憩含めて時速10kmというゆったりさ。
まぁこんなもんでしょう。
この時雲行きも怪しくなっていた。
少し道に迷ったが予定通り熊谷の大麻生公園に到着。
あかん。肝心の写真撮ってなかった(笑)
ここは運動公園みたいになっとって、東屋はないけど広いし、トイレも水もあった。
大きな木があったのでこの下でと思って考えとったらついに雨が降りだした!
2kmくらいのところにある運動公園に行こうかとも迷ったが、規模からすると夜も人の出入りがありそうな感じ。
とりあえずすぐそばの橋の下に逃げ込みました。
ちょっと屋根が低くて変なところやが、雨もしのげるし、夕方までは人が行き来しとったものの夜には人もおらんくなり、平和な感じ。
いまから移動も面倒だったので、もうここにすることにした。
しかしこの判断は失敗。
夜、雨も止んでいそいそと自炊をしていたら、いきなり虫がテントに入ってきた!
しかもよく見たらスズメバチ!!慌てて外に出たら橋の天井に頭を強打。
その勢いで足元を見たらそこにはなんと「黒いG」が。
テントにはハチ、目の前にはG。
急なことだったのでなおも火がついたままのバーナー。
まずはGを追い払い、そのご落ち着いてハチを外に出す。
暗闇に目を光らせながら、黒光りするGが来ないか警戒しつつ自炊を続ける。
あーもう!さっそくやらかしてくれるぜ。大都会。
就寝時は入口をしっかり閉め、余計な荷物は全て中へ。
ちょっと不安なまま朝を迎えたのでした。
2日目。
晴れていた。
しかしこんなとこで朝食食べてもおいしくない。
さっさと移動や。
ってことでテントの外へ出るとそこにはまたしても2匹のGが。
なんなんや熊谷!!
逃げるように移動し、熊谷さくら運動公園で朝食。
ここは水もトイレもあり、寝れないことはないが、大きな屋根はないので雨の日には向かなそう。近くにコンビニ有り。
食事後はもう少し移動し、道の駅おかべ に到着。
ここは寝れる。隣には大きな公園もあるし、東屋もあった。
大麻生公園からは15kmくらいあるが、そもそもの東京出発地点によってはここまで来ることはむずかしくないやろう。
このあたり、ちょっと面倒やし、車も多いので注意。
高崎はだるまの町のようです。
走っていると各所にだるまが潜んでいました。
そしてこの写真の先には気になる看板が。
「達磨寺」…と。
どうやら近いので行ってみることに。
山門をくぐって長い階段を上ると、そこには本堂のまわりを埋め尽くさんと積み上げられただるまの山が。
これだけの数の「願い」が叶えられたと思うと、なかなか壮観ですよね。
13:30。約50km地点です。
高崎市を過ぎると、徐々に坂道になってきます。
お店もまばらになってくるので、補給は高崎市周辺で済ませておくといいでしょう。
碓氷峠鉄道文化村に到着。75km。
周辺の細かい地図はこんな感じ。
昔、ここ周辺を走っていた鉄道の線路を利用し、ハイキングコースが整備されています。
暗いトンネルはレンガ造りで雰囲気もいい。
夜はこわいけどね。
5kmほどゆるやかに登ると、目的地の碓氷峠坂本ダムに到着。
手前の水道が出ないという罠。
左奥はトイレ。電気つくよ。
周辺地図。
とにかく静かな場所です。
この時点で釣りをしている人が数人いたけど、夕方には帰っていったな。
一旦場所だけ確認し、まだ時間も早かったので手前にあった「峠の湯」に入りに行きました。
露天風呂からの眺めもいいし、人も少なくてGOOD@
しっかり体も洗って、再びダム公園へ。
途中イノシシらしき影と、シカらしき影(いずれも一瞬。)を見たので、
けっこうビビリながら眠りにつきましたが特に問題なかったです。
もちろん食料は外に出したりしないようにしましたよ。
夜中に若い声が聞こえたけどこれもなんともなかったな。
とにかく飲用水がないので、翌日峠越えすることも考え、事前に補給しておくことをおすすめします。
鉄道文化村からアプトの道(遊歩道)に入るところに水道がありましたよ。
さて。次回は問題の峠越え。
碓氷峠は18号バイパスと旧道の2ルートがありますが、
旧道を選んだことが、果たして吉とでるのか、凶とでるのか。
お楽しみに。
後編へつづく。