長野県小谷村の宿「梢の雪」自然の中で完全にオフにする宿泊 | 迷った時は旅に出ろ ~自転車日本一周(完)~

ここ数年、ゲストハウスと呼ばれる簡易宿泊施設が増えています。
多くは観光客が多く来る都市部にありますが、その多くは飽和状態に近づきつつあるようです。

しかし、今回訪れたのは
長野県北安曇郡小谷村。
「村」にあるゲストハウスに行ってきました。

・・・というのも、オーナーのタツミくんはゲストハウスつながりの友人。
以前から交流もあり、今回ようやく宿泊の夢が実現したというわけ。


長野駅東口から白馬行きのバスに乗り、まずは白馬駅に行きました。
途中通る小川村は「日本で最も美しい村」にも選ばれていて、途中の景色も素晴らしいです。

白馬駅からはJR大糸線に乗り換え、中土駅で下車。
あとはローカルバスに乗って下車徒歩8分。

うん。遠いね!車で来るのがおすすめかな(笑)

しかしこんななにもないような所でゲストハウスを始めているのがこちら。

「梢乃雪」です。
築125年の古民家を再生させた宿です。
冬には2階まで届くほどの雪が積もる小谷村ですから、
屋根の作りも岐阜県の合掌造りのようにどっしりしています。


「なにもない」がここにある。

が謳い文句のこの宿。
しかししかし。
ここには都会に無いものがたーくさんあるのでした。


玄関


客間(寝室)


縁側


縁側からの眺め


目の前は斜面になっていて、2段の畑があります。
農作業体験もできますよ。


タツミくんとスタッフのぐっさん。
今日はナスを初収穫。

ほとんど農薬を使わない育成方法にこだわっているので、
草も生えれば虫にも食われています。
でも安心して食べれるって大事なことですね。



こちらは小谷村がいろんな人に貸してる共同の棚田。
ぐっさんに連れていってもらいました。
東京の人も多くオーナーになっていて、管理は小谷の人がするって仕組み。
オーナーは田植えや収穫に来て、一部買うことができる。
ここから採れたお米で造られる「雨飾山」という日本酒がある。



続けて温泉にも連れていってもらった。
ここは寸志で成り立っている、木々に囲まれた露天風呂。
小谷温泉露天風呂 って言うみたい。

木々に囲まれた温泉は最高!
しかもほとんど人も居なかったから満喫できました。


帰ってからはタツミくんとスタッフのぐっさんとで夕食準備。
とりあえずつまみに、冷奴。

小谷産の豆腐、「徳武豆腐」の上には
畑で採れた大葉と、家のすぐ脇に自生しているわさびが乗っています。
わさびが家の脇に生えてるんですよ!
田舎生まれのおれでもわさび採ったのなんて初めてです。

鍋も出来て、囲炉裏を囲んで夕食~。

今日採れたナスも食べましたよ。
ほっこり、ほくほくでおいしかったです。

夜はそのまま酔っ払ってダウン(笑)
タツミくん、お酒付き合えんくてすまなんだ。


翌朝はゆっくり起床。

朝日が当たる中起きて、豪華な朝食の後も再び縁側でごろごろ。
き、きもちいい。。。!!

外からは鳥の声くらいしか聞こえず、たまに車の通る音が遠くで聞こえる程度。
風が吹くと山がサワサワ~ってなります。





看板犬のアインに遊んでもらったり。


結局午後まで居させてもらっちゃって。

以前お話したとき、多くのゲストが昼過ぎまで滞在しちゃうんですよ~。
ってな話をしていたんだけど、こりゃ確かにずっと居たくなってまうわ。
気持ちよすぎるもん。
タツミくんもぐっさんもけっこうほったらかしにしてくれるので、
マイペースに田舎を楽しむことができます。

もちろん近隣には山も川もあり、登山なんかも楽しめますが、
たまには疲れた体と心を完全にOFFにするために、人里離れた宿に泊まるのも
いいんやないかなぁ って思いました。




梢乃雪、いいとこでした~。


びとけ