ひらめき電球コラムニストの尾藤克之です。

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この度、松谷英子(歯科医)さんの本をプロデュースしました。

五感の魔法: あなたが主人公になる 人生好転の脚本を創る方法

(松谷英子著)ごま書房新社

 

いい本です。ぜひお手に取ってください。

 

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正しい手順で実践を重ねれば、「芸術療法」はひとりでもできるようになります。
日々のセルフケアとして活用することで、自分の感情を整理するのに役立ちます。

私たちは、社会のルールや人の目を気にするあまり、自分の感情を抑え込んでしまうことがあります。特にエゴグラムの分析で「厳格な父親=CP」と「従順な子ども=FC」という役割を強く持つとされる人は、感情を表に出さない傾向があります。


しかし、感情は目に見えないだけで、あなたの中に確実に存在しています。これまで説明してきたとおり、感情は、目標に向かって頑張る原動力になったり、逆に心身の不調を引き起こしたりすることもあります。だからこそ、感情を無視せずに、自分と向き合う必要があるのです。

《急に意識不明になったFさん(40代・女性)のケース》
Fさんは仕事の最中に急に意識を失い、気がつくと病院のベッドの上にいました。彼女は、なぜ自分がそのようなことになっているかがわかりませんでした。

 

今までの成育歴(産まれてから1秒前までの、生きてきたすべて)を聞くと、彼女の両親は離婚しシングルマザーになったものの、ほとんど働かず収入もなかったので、子どものころから弟2人の面倒をみるのは彼女の役割でした。大学にも進学できず、弟の高校と大学の費用も彼女が負担しました。


「母親が働かないのは仕方がない。私がどうにかしなくてはいけない」という考えでした。父親の暴力が原因で離婚した母を娘としては責められなかったのです。
 

優しい頑張り屋さんのFさんは懸命に働き充実した人生を送っている、と思い込んでいました。ところが、突然意識を失って入院したとき本当の気持ちに気づきました。


「私だけが夢をあきらめなければならないのは不公平だ」
「母親は私のことを考えてくれない」
「家族は私の頑張りを認めてくれない」


そういった思いを封印してきたことを自覚したのです。

 

Fさんはその後、「絵画療法」をくり返す中で、あふれ出す感情を表現し、自身の心とうまく付き合えるようになりました。

 

あなたが、心を豊かにする1冊に出会えることをお祈りしています。

 


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2年ぶりに22冊目となる著書を出版しました。
読書を自分の武器にする技術
(尾藤克之著)WAVE出版