ひらめき電球コラムニストの尾藤克之です。

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この度、松谷英子(歯科医)さんの本をプロデュースしました。

五感の魔法: あなたが主人公になる 人生好転の脚本を創る方法

(松谷英子著)ごま書房新社

 

いい本です。ぜひお手に取ってください。

 

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脳は、神経細胞同士の情報伝達を行うために、神経伝達物質と呼ばれるさまざまな化学物質を使用します。これらの神経伝達物質は、脳の機能や精神状態に大きな影響を与えます。

 

ここでは、脳内で重要な役割を果たす4つの神経伝達物質について紹介します。

①ドーパミン 
ドーパミンは、やる気や幸せを感じるときに分泌される神経伝達物質です。なにかを達成したときや、スポーツで勝ったとき、楽しいことをしたときなどにドーパミンが増えます。
 

また、これから良いことが起こると期待したときにもドーパミンが分泌されます。ドーパミンは、達成感や喜び、快感をもたらすだけでなく、学習や記憶にも関係しています。ドーパミンが分泌されると、情報を一時的に記憶する能力=ワーキングメモリの機能が高まり、新しいことを覚えやすくなります。

②ノルアドレナリン 
ノルアドレナリンは、緊張したり危機を感じたりしたときに分泌される神経伝達物質です。ノルアドレナリンは、生命の危機に直面し、「戦うか? 逃げるか?」という判断を迫られたときに、脳や身体の覚醒度を上げ、最善の行動をとれるよう、大量に分泌されます。また、痛みを和らげるはたらきもあるので、ケガをしたときにも分泌が増えます。


分泌される量が適度であれば、ノルアドレナリンは脳や体のパフォーマンスを向上させますが、過剰になると問題が起こります。ノルアドレナリンが多すぎると、不安や恐怖、焦りやパニックを感じたり、心拍数や血圧が上がったり、冷や汗をかいたりします。これは、ストレスや不安障害やパニック障害の原因になります。

③セロトニン 
セロトニンは、他の神経伝達物質のバランスを調整し、精神の安定を助ける神経伝達物質です。気分や感情、食欲や睡眠などに影響を与えます。セロトニンが適切に分泌されると、緊張の緩和や安心、満足感をが大きくなるので、ドーパミンやオキシトシンとともに、幸せホルモンと呼ばれることもあります。
 

セロトニンは、適度な量であれば、脳や心の安定を保ちますが、過剰になると、問題が起きます。セロトニンが多すぎると、頭痛や吐き気、発汗や震えなどの症状を引き起こし「セロトニン症候群」と呼ばれる重篤な状態に陥ることもあります。
 

逆に、セロトニンが少なすぎると、憂うつや不安、イライラや不眠などの症状につながります。うつ病や強迫性障害、過食症などの病気をもたらすこともあります。

④GABA
GABA(ガンマアミノ酪酸)は脳の神経細胞に対して、興奮を抑える抑制性の神経伝達物質としてはたらきくアミノ酸です。動物や植物の体内に広く存在するアミノ酸のひとつですが、人の脳内では交感神経を抑えるブレーキとして作用します。

 

その結果、ストレスを緩和したり血圧の上昇を抑制したり、睡眠の質を整えたりするなど、心身に癒しをもたらしてくれます。GABAにはさらに、脳の血流を増やし、脳細胞の代謝を亢進する、といったはたらきもあり、心を司る脳にとって非常に重要な神経伝達物質です。
 

あなたが、心を豊かにする1冊に出会えることをお祈りしています。

 


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