ひらめき電球コラムニストの尾藤克之です。

ひらめき電球ご訪問ありがとうございます!

 

2年ぶりに22冊目となる著書を出版しました。

「読書を自分の武器にする技術」

(尾藤克之著)WAVE出版

 

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ロジカルな思考はビジネスで必要だと思っていませんか?ロジカルな思考に頼ると、あなたは自分も相手も幸せにできないことがわかります。


文章を書くときには「重要なことを先頭に持ってくる」というルールがあります。これを「5W1H」といいます。欧米では「Five Ws」と呼ばれますが、日本ではさらに「1H」をプラスして「5W1H」と呼ばれます。

 

文章のテクニックとして紹介され、多くの文章術の本でも「5W1H」は必須スキルだと書かれています。
 

When(いつ)、Where(どこで)、Who(だれが)、What(何を)、Why(な ぜ)、How(どのように)を押さえて書くというものです。

 

しかし、必要以上に意識する とかえって文章が書きづらくなり、読者に伝わらなくなります。むしろ滑稽になるので注意が必要です。


「5W1H」はまったく役立たないというわけではありません。ビジネスの文書や報告書では、事実や結論を明確に伝えるために有効です。しかし、本書でお伝えしたい「共感」を生み出す文章には向きません。


「5W1H」で書いた文章は、読者の心に響かないからです。考えてみてください。日常会話で「5W1H」で話している人はいませんよね。「5W1H」で話す人がいないように、「5W1H」で書く人もいません。


ビジネスの世界では、「5W1H」を意識してさらにロジカルを意識することで、ビジネスを潤滑に進めることができるという人がいます。


また、このように伝えられる人が「デキる」と評価される向きさえあります。しかし、それは幻想だと申し上げておきます。


ロジックやロジカルは相手を説得したり、事実を客観的に伝えるための道具です。しかし、それだけでは人の心は動かせません。

 

人は感情で行動する生き物です。あなたがどんなにロジカルに説明しても、相手が感じることは「冷たい」「つまらない」「理屈っぽい」だけです。


それではビジネスでも人間関係でもうまくいきません。


ロジックやロジカルは相手を説得したり、事実を客観的に伝えるためのフレームワークにすぎません。そこからは何も価値は生み出されません。どの会社にも、必ず「ロジカル・バカ」みたいな人がいますが、人の気持ちはロジカルでは動きません。
 

あなたが、心を豊かにする1冊に出会えることをお祈りしています。

 


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