●「起承転結」でストーリー性を表現する
次に記事のフレームを考えてみましょう。ここではストーリー性が大切になりますが、ストーリー性を表現するには「起承転結」を意識しなければいけません。


〈起承転結の流れ〉
導入:イントロ。どのように物語が始まったのか(起)

事実:どのように展開したのか(承)

転用:こんなことがいえる(転)

結論、アウトロ:どのような結末になったのか(結)


この中で必須なのが、「導入(起)→事実(承)→結論(結)」の3つのパートです。転用(転)の部分は情報量や記事の内容によって深さが異なるので、事実(承)のあとに、結論(結)が来る場合もあります。


まずは、全体を構成するときに。「導入(起)→事実(承)→結論(結)」を考えるようにしてください。次の記事から具体的な書き方を説明していきます。


せっかく書くなら読まれる文章を書きましょう。読者に伝える感情には「喜怒哀楽」の4形態があること、文章は「起承転結」に沿って展開することを覚えておきておきましょう。

 


※17冊目となる、「バズる文章」のつくり方」(WAVE出版)を上梓しました。

尾藤克之(BITO Katsuyuki)
コラムニスト、著述家、明治大学客員研究員