●実際に発信したツイートとは
ここで、「読ませる文章のポイント」を140文字にまとめた実際のツイートをご覧ください。
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〈読ませる文章のポイント〉
伝えたいことが多いと文章が長くなりがちです。
スムーズに読ませるにはコツが必要です。
それが句読点です。
打ち方についてはルールはありません。しかし、
打ち方で文章の読みやすさは大きく変わります。
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これで、135文字あります。読んでどう思いますか?
「えっ、だから何?」って思いますよね。
ツイートに新刊情報を載せなければ購買に結びつけることができません。
そのため新刊情報は必須です。ここで紹介したケースはダメな事例です。
●具体的なイメージをズバっと見せる
このダメな事例が最終的にどうなったのかご覧ください。
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■そうなの?
A.妻は、嬉しそうに笑う彼を見つめた
B.妻は嬉しそうに、笑う彼を見つめた
Aは、嬉しそうに笑っている彼を、妻が見つめています。
Bは、笑っている彼を、妻が嬉しそうに見つめています。
読点の位置で主体が変わるのがわかります。
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試行錯誤のうえ、これが最終形になりました。
ちょうど140文字です。
だらだらと文章を書くのではなく、具体的なイメージをズバっと見せることで140文字の短文でもインパクトのある印象を残すことができました。
発信する情報はトライ&エラーで精査していくしかありません。
同じ内容でも、見せ方を変化させるだけで受け手の印象はまったく異なります。
まずは、色々と試してみましょう!
17冊目、「バズる文章」のつくり方(WAVE出版)を上梓しました。
尾藤克之(BITO Katsuyuki)
コラムニスト、著述家、明治大学客員研究員