●「 Googleアナリティクス」と「Google Search Console」を使いこなす

Googleが提供している「Googleアナリティクス」という解析ツールがあります。無料ですが高度な分析が可能です。サイトを閲覧している人が、どこから来て、どのコンテンツに注目して、どのような行動をしているかまでがすぐにわかります。


さらに、閲覧しているデバイス(スマホやパソコンなどの種別)まで解析することができます。Google アナリティクスはサイトを運営するうえにおいて必須ツールといえるでしょう。
 

「Google Search Console」(愛称:サチコ)もGoogle が提供している分析ツールです。Googleアナリティクスがサイトを訪問したユーザーアクセスを分析するのに対して、サチコはアクセス前のデータ分析に特徴があります。
 

サイトの評価を知りたいときに使用すればGoogle の検索エンジンの表示結果から表示回数・掲載順位がわかります。


●Googleはあなたのサイトをどう評価しているのか?
さらに、要因分析も可能です。ページにアクセスが少ない場合、原因を特定することができます。自分のサイトはGoogle にどのように評価されているかのか?

 

たとえば、掲載順位、クリック数、コンバージョンなど実際にサイトの導線が把握できます。そのため、検索エンジンに対しての施策を打ちやすくなるなどの効果があります。
 

さらに、サイト上の問題も把握することが可能です。404エラー(サイトが存在しない)やリンク切れなどのクロールエラーを修正するので便利です。


まずは、「Google アナリティクス」と「Google Search Console」を併用するところから始めてみましょう。2つのツールを連携して使うことで全体をつかめるようになるはずです。
 

SEO の知識レベルは人それぞれです。会社によってサイト担当者の職責も異なれば予算もまったく異なります。ただし1つ必ず言えることは、詳細な分析をしても活用できなければ意味がないということです。活用できないデータはムダとしか言いようがありません。
 

「どのような情報が欲しいのか?」「どのように活かしたいのか?」を整理してください。少なくとも、Google の2つのツールを使いこなせるようにならなければサイト分析などできません。


Googleアナリティクス、Google Search Console(サチコ)の2つを使いこなしてみよう。このツールはサイトを分析する入門ツールとしておすすめです。

 


17冊目、「バズる文章」のつくり方(WAVE出版)を上梓しました。

尾藤克之(BITO Katsuyuki)
コラムニスト、著述家、明治大学客員研究員