私なりの「炎上」に対する定義を申し上げておきます。「炎上」とは、ネット上などの失言に対し、非難や中傷の投稿が多数届いて、非難が集中することです。

 

前の記事で紹介した、豊田真由子元議員、杉田水脈議員のケースは一般的にいう「炎上」に当たると思いますが、炎上前に2人を知っている人はどの程度いらっしゃいますか?


これが、ネットの特徴です。

ネットなんてそんなレベルだと思えばいいのです。


ネットに投稿したり、ネットで記事が目立つと、インフルエンサーなどと言う方がいますが、これは大きな勘違いです。炎上などは一般の方であれば無縁の世界です。


私の書いた記事で、数百万PVを稼ぐような記事がいくつもありますが、これは瞬間的に数百万人に“ リーチしただけ” であり、認知されたわけではありません。


これまで、私の記事が炎上したことはないと言い切れます。


ネットを見ている人のほとんどが、一瞬、目にした記事を誰が書いたかなんかに興味もなければ、別に知りたくもないということです。

 

たとえ、読まれたとしても、大半の人が翌日には忘れています。
だから、文章を書く前に、炎上を気にしたり過剰な期待をするのは無意味だと考えてください。

 

そう考えると、あまり周囲を気にせずにドンドン投稿したほうがいいと思いませんか?

 


17冊目、「バズる文章」のつくり方(WAVE出版)を上梓しました。

尾藤克之(BITO Katsuyuki)
コラムニスト、明治大学客員研究員