画像は豊田真由子元議員。画像はNHKニュースより引用

 

セミナーをすると、「炎上は怖くないですか?」と聞かれることがあります。

ここでは、最近の有名な炎上として、2人の事例を紹介します。


1人目は豊田真由子元議員。「このハゲー!」が流行語大賞候補にもなりましたので、説明するまでもないと思います。では、話題になる前から、豊田真由子元議員を知っていた人はどの程度いるでしょうか?


東大卒、ハーバード大院修了、金融庁課長補佐、在ジュネーブ一等書記官、厚労省課長補佐などを歴任したエリートとして早くから政界入りが期待されていました。政界転身後も、厚労副部会長、内閣府政務官、文科政務官、復興大臣政務官の要職に就きます。

 

「「朝まで生テレビ!」(テレビ朝日)などにも出演しており、それなりのメディア露出はありましたが、皆さまはご存じでしたか?


2人目は杉田水脈議員。雑誌「新潮45」2018年8月号に「LGBTのために税金を使うことに賛同が得られるものでしょうか。彼ら彼女らは子どもを作らない、つまり生産性がないのです」などと寄稿して物議を醸しました。


しかし、杉田議員のLGBTに対する発言は、「新潮45」が初めてではありません。2015年に、公式ブログで「生産性のあるものと無いものを同列に扱うには無理があります。これも差別ではなく区別」と発言して物議を醸しています。ご存じでしたか?


さらに、「障がい者や病人以外は支援策は不要です」と発言し、最後に「この問題を含め、うまくいかないことがあれば国や行政になんとかしてもらおうとする。そういう事例が噴出してきています」「自分の問題は自分で解決できる自立した人間を作るための努力を怠ってきた、戦後日本の弊害かもしれません」と締めくくっています。

 

皆さまは、ご存じでしたか?

 


17冊目、「バズる文章」のつくり方(WAVE出版)を上梓しました。

尾藤克之(BITO Katsuyuki)
コラムニスト、明治大学客員研究員