■これ大事?

 

社内で、A氏とB氏が会話をしています。

ちょっと覗いてみましょう。

 

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A氏:佐藤専務のお嬢さんが補導されたらしいぞ
B氏:専務のお嬢さんなら「あり得る」話です!

---ここまで---

岩波国語辞典では「ありうる」が「ありえる」の本来の形としています。

「ありえる」の文語的な言い方とする解釈もあります。

 

NHKことばのハンドブックでは「ありうる」が使用されています。

「あり得る」よりも「ありうる」がベターということでしょうか。

 

小学館現代国語例解辞典では「ありえる」も正しいとされています。

各社によって解釈が少々異なるようです。


「あり得る」はあっても不思議ではないという意味です。
起こりうる可能性が高いという意味の連語表現になります。
「ありう」の連体形として「ありうる」が用いられています。

 


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尾藤克之(BITO Katsuyuki)
コラムニスト、明治大学客員研究員

16冊目の著書。「頭がいい人の読書術」(すばる舎)を上梓しました。