【美容室集客サイトに潜む経営の罠】
こんにちは網野です。
今回は美容室の心臓部分でもある集客。集客サイトに関してのお話。
美容室の集客は【通りがかり】【お客様からの紹介】【クーポン誌】【地域情報誌】【ポスティング】【新聞折込】
などなどたくさん昔からあります。
そして近年インターネット社会になってからのネットによる集客。
その延長で美容室専門の集客サイトからの集客。
ネット集客の初期はサロン独自サイトをSEOなどによりYahooやgoogleの検索エンジンに上位に見られるようにして集客していましたが現在はその効果はあまりなく美容室を探している人は主に美容室検索サイトから探しています。
美容室しか掲載されていませんし見やすく便利でクーポン付きなので当然といえば当然の流れです。
地域や業態によって様々ですが時代の流れは完全にネットでの集客へ向かっていますしその中でも美容室検索サイトに向かっているのは間違いありません。
では美容室検索サイトとはどこがあるのでしょうか。
『ホットペッパービューティ』
『楽天ビューティ』
『ビューティナビ』
『かみまど』
『らしさ』
『ビューティパーク』
『ベストサロン』
『イーヘアーサロンズ』
『ラポル』
『CUTS』
とりあえず【美容室検索サイト】というキーワードでYahoo検索すると上位10サイトに上がってくるのが上記10サイトです。
まぁ皆様ご存知の通りサロン数、集客数ともに独占状態になっているのが『ホットペッパービューティ』
以前『ホットペッパービューティ』についても記事を書いてダントツ1位のアクセス数にもなっていますが(笑)
便乗して書いている訳ではありませんよ(笑)
それくらい今の美容室業界で注目(いい意味でも悪い意味でも)されているということだと思います。
私は別に『ホットペッパービューティ』を叩くわけでもありませんしディスる訳でもありません。
その他美容室検索サイトも含めて真実をしゃべるだけですので。
これら検索サイト(美容室から見たら集客サイト)には掲載するのに費用がかかります。
報酬型になっているサイトもありますがお金はかかります。
お金がかかるものはすべて経費(広告宣伝費)ということです。
無料の美容室検索サイトもありますがほぼほぼ集客効果はありません。
下手したら無料ものは掲載したとたんサロン情報がいろんな会社に流れて様々な電話が急にかかってきてびっくりします(笑)
↑実話
急に営業電話が増えるのでご注意ください(笑)
話はそれましたがこの検索サイトにかかる経費。
費用やプランは様々ですが重要なのは費用対効果。
いくら経費をかけていくら集客して売り上げたかです。
昔に比べて『ホットペッパービューティ』のお陰で美容室の費用対効果に対する感覚は完全に麻痺しています(笑)
悪いクスリも麻痺して中毒になり『依存症』となります。
『ホットペッパービューティ』を悪いクスリだとは言っていませんよ!
麻痺のお話です。
新規客の集客効果による費用対効果で言えば30万かけて30万の売り上げが立てば◎という状況。。。
忘れてはいけないのがかけた経費30万はスタッフが一生懸命働いて作った売り上げからいろんな経費を引いてでた利益の30万。
売り上げで言えば利益率10%で考えると300万の売り上げ。
からの30万円。
そして得るのが売り上げ30万円。。。
人数は単価によるので単純に平均客単価で割ってください。
しかも一見イーブンの費用対効果に見える経費30万で30万集客もそこそこ割引をしないとたくさん競合サロンがあるのでそうはなりません。
もっと費用対効果を上げようとするとおのずと割引率を上げてしまうことも。。。
もちろん掲載経費(プランなど)も上げていくこともあるでしょう。。。
ドキっとした人もいるのでは???
『何が悪いの?』って思った人もいるでしょう。
別に悪くはありません。経営者の経営判断ですから。
しかし一般社会で見るとこの状況は確実に【ヘン】であることは間違いないです。
『ここがヘンだよ美容師たち』って番組があったら是非そこでお話したいくらいです(笑)
でも内側にいると気づかないもんなんですよね。
外からしか。。。
もしくはサロンを潰してからしか。。。
続きはまた次の機会に。