~目指せスタイリスト平均年収500万円の店 第6弾 最終回~ | 美容室業界のタイガーマスク(革新者)網野三之助

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美容師・美容室経営の【お金】にまつわるお話。
~目指せスタイリスト平均年収500万円の店 第6弾 最終回~


前回、『利益を戻す』と『利益率を上げる』をどうすればいいのか?


これはサロンで売る商品とその仕入れ値がすべてです。


どうセレクトするかです。


というお話をしました。


そのときに立ちはだかる壁についても。

今回は具体的に数字も含めてお話します。


利益主義ディーラーの壁を無視して『利益を戻す』と『利益率を上げる』店販商品をセレクトするにはまず情報です。


知り合いやネットから情報を得るところから始めます。


そこでディーラーさんになんて相談しちゃ駄目ですよ(笑)

逆戻りです(笑)


どういった店販商品をセレクトすれば良いのか?


まずは商品ですので商品そのものの質が一番なのは間違いないです。


実際に買ったりして試してみましょう。


美容室はディーラーから貰えるサンプル慣れをしていますがこの意識を変えていかなければいけません。


『利益を戻す』と『利益率を上げる』店販商品というものはこれまでのお話でわかるようになかなか存在しません。


小さな商品にこだわって物流もしっかりしている会社のものとなることが多いのでサンプルを期待してはいけません。


本当に美容室やエンドユーザーにとって良いものは原価が高いものが多いです。


そうなるとサンプルを出すような余裕がないのが現状です。


でも商品も物流も良いものです。


『利益を戻す』と『利益率を上げる』ためにはこのような商品が必要不可欠です。


まず『利益を戻す』という部分ではネットや量販店やドラッグストアに並んでいない商品です。


ここがなかなか難しい部分ではありますが存在はします。


そして『利益率を上げる』という部分では仕入れ値になっていきます。


ここは『利益を戻す』という部分が解消されれば利益を残しやすくなりますが利益率を上げるとなるとやはり仕入れ値ということになります。


現状が7掛けや6.5掛けが美容室店販のサロン価になっていますのでそれ以下になるとOKでしょう。


商品原価が非常に高いものになればそれ以下の仕入れは難しい商品はあったりしますがその時は商品力が強いということもあるので『利益率を上げる』という部分はいったん置いといて商品力でお客様の信用を得るのも方法のひとつです。




ここまで長々とお話してきましたがこれをクリアして店販環境を整えれば必ず店販売り上げ店販比率は上がっていきます。


そうなってくるとスタイリスト平均年収500万円のお店への環境が整っていきます。


サロンごとの給与歩合率にもよりますが指名技術売り上げの30%前後の歩合率であれば120~130万円の売り上げで36~39万円の給与となります。


あとは店販歩合給をつければ歩合にもよりますがほぼ年収500万の月収41万円前後はスタイリストの給与となります。


店販歩合は10%のサロンが多いですがもし少しでも仕入れが安く出来たのなら15%や20%といった歩合にしてあげると店販へのモトベーションは上がり相乗効果もつきます。


安く仕入れてサロンや経営者の利益を単純に増やすよりはまず売ったスタッフへの還元を増やす方が絶対に長い目でみると経営は良くなります。


技術売り上げ歩合も30%ではなく35%前後だと年収500万のハードルが単純に下がります。


売り上げ100万前後で店販比率10%前後でも売り上げ歩合35%・店販歩合20%だと年収450万~500万が可能となってきます。


昔を知る美容師(美容室経営者)はそんなの甘い!と思いかもしれませんがその考えが今の時代甘い!という事になってしまいます。


昔と今では社会も違いますし美容師が求めているものも違います。


もちろん単純に年収をあげればいいということではありませんが上記の年収支払いが可能な経営になっていれば社保の完備や優遇、ボーナスなどでの対応も出来るという事です。


心配しなくてもスタッフがいい状態になっていれば間違いなく経営もいい状態になっています。


もちろんお金の状態です。無駄に遊びで使いすぎていなければ。

お金の状態が良ければ

【消費税再増税問題】

【求人問題】

【集客問題】

【広告宣伝費問題】



などにも着手できます。


逆にお金がなければ上記の問題は解決しずらい部分でもあります。


当たり前ですがお金は大事です。


お金は経営者にとってただのお金ではなく商売道具でもあるのです。


今までのお話でわかるように美容室の様々な問題はリンクしています。


なのでまずどこを解決していかなければいけないかというとお金です。


そのお金を作り出すためには今の現状でも作り出せることに行動を起こしその武器でさらにお金を作り出すしかないのです。


それが商売。それが経営です。


お店を出しただけが商売・経営ではないのです。


一人だったり少人数のサロンでも大型チェーンサロンでもそれは同じです。


網野参吉