キカイダーreboot | 監督ブログ  wecker

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「時空警察ヴェッカー」シリーズの原作・監督 畑澤和也の個人ブログです。
現在中国広東省で活動中

やっと「キカイダーreboot」観ました。

もう観に行ける時間にやってるところが少なくて朝イチからけっこう遠くの劇場に観に行きました。

しかも「万能鑑定士Q」と2タテで観ました。松岡圭祐day(笑)


終わってから伴大介さんにお会いしました。

伴さんにお会いするから(何がなんでも)観に行った、のほうが正しかったかも。


観る前に古くから畑澤を知る人から口を揃えて「観ない方がいいよ。ショック受けるからきっと」と言われていたので、もういっそ発表されているビジュアルと新ジローが「鎧武」にゲスト出演した回だけで映画を脳内補完しようかと思い始めた矢先、伴さんから「キカイダー観てください」というメールが来たので、何が何でも、と。


前も何かの機会に書いた「ファントム・メナス現象(と勝手に僕がつけた)」…リメイク作品は、その作品を愛するほど、待たされた時間が長いほど期待が高まりすぎる…というのにこれもまた当てはまりすぎるかと。


毎年リブートされる「仮面ライダー」と違い、40年以上待たされた訳ですからね。

万人が納得する「リブート」は難しいでしょうね、やはり。

…ていうか「リブート」て言葉、もうやめようよ。




個人的は感想は…

伴さんにすべて伝えました。



あえて書くと、思い出リブート的なオールドファン向けの作りにも、平成ライダーのように今の子供向けに割り切った作りにもどちらにも振り切れていなかったと思います。

同じ女優さんがヒロインの「電人ザボーガー」はある方向に振り切れてたと思う。


脚本を2年もかかって練りすぎたのかも(苦笑)と。


それより何より、村枝先生デザインのキカイダー(らしきもの)が大画面で佇んでいるだけで…「キカイダー」がちゃんと東映制作の実写作品として蘇った!…という事実そのものに、僕は涙しました。


そして映画パンフで白倉伸一郎プロデューサーも仰っているように「伴さんのシーンがなかったら、この映画が成立しなかったんじゃないかと思うぐらいのシーンに(伴さんご出演の1シーンが)なった」と僕も思います。

旧ジローから新ジローへのバトンタッチ、というより、今もどこかで生き続けている(本当は40年前の姿のままだけど、経年相応に外見を繕って)ジローが同じ宿命を背負いつつある新たな人造人間を励ましに来たように見えて(旧テレビシリーズでも光明寺博士がずっと前に作っていたジンベエさんという老アンドロイドが出てきました)。


「ジローには(理由はなくとも)ギターを持たせる」「ミツコはミニスカートで」という井上伸一郎プロデューサーの「注文」には激しく同意(笑)。ミニスカートは実現してないけど。


どこか剣流星に似た(衣装とかも)新ジローも久しくなく好感が持てました。(「鎧武」に登場したリブート前の彼の方が好きなかな)


当然メアリージェン主演の(?)続編にも期待してます。同時に志穂美悦子さん復活にも。




でもやはり最上の思い出は(コスプレ衣装と一緒に笑)箪笥の中にしまって置くのがいいようです。




そして秋の「宇宙刑事シャリバン」に期待!

渡さんは手ごたえ充分のようなので、いやがおうにも期待が膨らみます!(また「ファントム・メナス」が…)








で、「ヴェッカー」はどうした!?どうする!?