君がいた夏 | 監督ブログ  wecker

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「時空警察ヴェッカー」シリーズの原作・監督 畑澤和也の個人ブログです。
現在中国広東省で活動中

昨日一瞬だけ「ヴェッカー1983」の打ち上げに参加し、後ろ髪引かれながら新幹線に飛び乗り、ただ今帰省中です。

ですが、明日にはもう中国へ帰ります。


今回はオーディションから稽古、本番に至るまでメ~テレさんのカメラが入っていて、11月頃にCS放送「エンタメ~テレ☆シネドラバラエティ」でドキュメント番組が放送されるそうです。


いつもは叶わない舞台DVD化もそれに合わせて進行中。

今回は「未来に残せるプレゼント」を作れそうで嬉しいです。


「ヴェッカー1983」はその設定・内容上続編を作りにくいんですが、「アリスインプロジェクト」による「ヴェッカー」はずっと続けていきたいとの事です。

「彷徨のエトランゼ」のキャラクターを交えた「ノエルサンドレ」の再演も検討中との事。

それもこれも、今回の公演が成功したおかげ、つまりは観に来てくださった皆さんのおかげですね。


今回、舞台は「やる」ものではなく「観る」ものだと(笑)あらためて実感しました。

舞台のDVD化は嬉しいですが、やっぱりもう一度「ヴェッカー」を最初から映像作品として作りたい、と強く思っています。


そして何よりも今やりたい(というより死ぬまでの必ずやりたい)と思っているのが「工藤かをる」の物語の再映像化です。

工藤かをるの物語は13年前自主制作で「17歳~君がいた夏」というタイトルで制作し、ゆうばり映画祭などで評価された作品がある(でも僕のキャリアの中で唯一DVD商品化されていない)んですが…


舞台上で工藤かをるに再会して(ありがとう!りほにゃん)、思い出として理想化してしまった前作よりもっとリアルに「お互いに妄想愛しているヲタクの少年少女のマジメな恋愛、そして別れ」の映画として作り直したい!と思うようになりました。


ヲタク成分もあり、素っ頓狂なパフォーマンスを見せる弾けるような明るさと、今にも消えてしまいそうな儚さが同居した加藤里保菜さんと出会えたから、というのが一番大きいいかもしれませんが。


工藤さんに「何度わたしを使えば気が済むの?」とも言われそうですが…。


今後、「ヴェッカー」を他人に委ねる事になっても、これだけは自分でやりたい!!!!








………観たいですか?