中国・広州の自宅へ戻りました。
ここも外国なのに、「帰ってきた」という気がするのは不思議です。
南フランスに降り立った時も「帰ってきた」感じもしましたが。
膨大な量になってしまった写真を整理してからフランス紀行記を書こうと思ってます。
別に楽しみにしてる人はいないでしょうけど(苦笑)他人の観光写真て、見せられるのけっこう苦痛だったりするもんね。
でもまぁ、これは自分の日記でもあるので。
今回はフランス旅行そのものより(;^_^A自分にとっては嬉しかったアニメーターさん、漫画家さん、声優さんたちと同行できた中で、分けても嬉しかったアニメーター、金山明博さんとのお話、そして金山さんに描いて頂いた色紙をご紹介!
「超電磁マシーン・ボルテスV」のプリンスハイネル。
前にキャプチャ画像付きで書いた通りマイ・フェイヴァリットアニメであり、初めてアニメにドラマの面白さを感じさせ、作画の素晴らしさを見せつけてくれた「ボルテスV」のハイネルです。
35年前と変わらない…否、さらに美しく研ぎ澄まされた筆致!
炎の中に消えたハイネルと、本当に再会できた気がしました。
そしてもう1枚
同作のヒロイン・岡めぐみ!
「コン・バトラーV」の南原ちずると双璧…にはなってない(;^_^A
お嬢様で忍者で戦士の気の強いお姉さんキャラ。彼女もまた早すぎたヒロインだと思う。
僕は当時から彼女の方が好きでした。
キツめの顔の「めぐみ」という名の女の子に、この後なんど惚れ直した事か(笑)
「ちずるはよく描いてくれと言われるんだけど、めぐみを描くのは30年ぶりぐらいかも」と言いながら、Iフォンでかつての自分の画を観ながら描いてくださいました。
こちらも、当時の金山作画監督回のキリッとした岡めぐみです。
失礼な言い方かもですが、73歳が描いた画とは思えない…瑞々しい画です。
漫画家やアニメーターなど画業を営まれる方の画というのは、老いなどで衰える事なく、進化し続けていくものなのだなぁと実感しました。
金山明博さんはハイネルの声優市川治さんと並び「ガンダム」登場前の第1次アニメブームの中での大スターでした。
35年前の自分にプレゼントしてあげたいと思います。
最後に
同じくフランスに同行したアニメーターさんの一人である角田紘一さんによる
これは待合室で落書き(!)してもらったものです。
子供の頃の最大のトラウマアニメ映画である「マジンガーZ対暗黒大将軍」の作画監督であり、グレートマジンガーの実質的デザイナーである角田さんにグレートを描いて頂きました!
これは見本もない中、記憶だけで描いてもらったんですが「もう覚えてないよ」と仰りながら、出来たのは「ホンモノ」のグレートでした!
同様に暗黒大将軍も描いてもらいました。これはさすがに記憶が曖昧で、僕の中の曖昧な記憶とすりあわせて、2013年版暗黒大将軍が出来ました。
これは、同じく「マジンガーZ対暗黒大将軍」がトラウマアニメだという関智一さんに差し上げました。
関さんは「マジンガーZ対デビルマン」も描いてもらってました。
小学生の頃、友人たちと競ってマジンガーの絵を描いていた事を鮮明に思い出します。
角田さん、かつての小学生たちのわがままなお願いを快く聞いて頂きありがとうございます!
40代も後半に入り、周り(中国)にずっと若いスタッフばかりがいる中で、僕は今回の旅の中では関さんと共に年少組でした。
金山さんや角田さんと熱くボルテスやマジンガーの話をしながら、僕にはまだまだ学ぶべき人がたくさんいて、そして50代、60代、70代になっても人は変わらず、僕もきっと70代になっても「ヴェッカー」をやっているのかな…やっててもいいんだ(笑)と感じれました。
他にもいろんな事を教えてくれた今回のフランス旅行。
一生忘れないでしょう。