万国博覧会のDVDを中国でみつけました。
上海万博ではなく、1970年の万博。当時、映画として公開されたものを40周年記念としてDVD化されたものですね。
僕自身も連れて行ってもらった思い出が…一番古い記憶の奥底にある。
その記憶を呼び起された…訳でもないけど、映像を観ていて、なぜか涙が出てきた。
各国の代表(的美女)が各国の言葉で「こんにちわ」と挨拶するのを観て…観ているだけで、とめどもなく涙が。
ソ連邦も、まだ中華人民共和国になる前の中国、中華民国も、世界中がこの映像の中ではひとつになっている。
当時ナマナマしい戦局に中にあったベトナムも、アフガニスタンも。
各国の子供たちが、各国の言葉でコミュニケーションを取り(子供同士はこれが出来るのだ)一緒に踊り、歌っている。
そして、日本という国がまだまだ青年期だった事を感じさせる。
皇太子だった天皇陛下が、昭和天皇が、そしてわが国の首相もまだ威厳に満ち、自信に満ち溢れている。
万博会場を俯瞰で見るとさながらウルトラの国のよう(逆か)。極彩色で個性豊かなパビリオンが広大な敷地を埋め尽くす。
近年の会場付近(吹田市)からは想像できない。
テーマは「人類の進歩と調和」42年前、すでに人類はその頂点に到達していた…のかもしれない。
あの頃はまだまだ明るい未来がその先に拓けていると誰もが信じていた。
世界中がもっともっと手を取り合えると。
僕の人生と同じぐらいの時間が過ぎた訳だけど…
人類はどれぐらい進歩し、どのくらい調和できているだろう…。
いつだったか新幹線の中で安部元総理(そして新総理?)を見かけ、思わず「頑張ってください!」と声をかけた事があります。ニッと笑い手を振ってくださった(?)んですが…
ホントに…世界中が永遠に平和でありますように…
頑張ってほしいです。