…に人類は滅亡すると、小学生の頃固く(笑)信じていた。
今や完全に「封印」されてしまった「あの」映画も観に行った。
そんな1999年を迎えた春、テレビ朝日のNプロデューサー(近年は『題名のない音楽会』を担当されている)が突如現れ、『ロゼッタ』とまったく違う『ロゼッタ』みたいなのを創りたいと仰る。
1998年は意外に深夜特撮流行で、ショッカー大野さんの(石ノ森先生の、か)『ボイスラッガー』や、N氏の『サイバー美少女テロメア』等が地味に群雄割拠していた。
その中でN氏は『ロゼッタ』が面白いと言ってくれていたのだ。
N氏は「アンゴルモアの大王」の如く恐れられていたが、平山師匠が『ボイスラッガー』に行ってしまってた(^_^;)し、僕にとってはN氏は「テレビマン」としての師匠となり、日夜(殆ど夜中)テレビ朝日の旧社屋や「N号」と呼ばれていた氏のキャンピングカーの中で熱い厚い打ち合わせをして頂いた。
果たして誕生したのが『アリスインミレニアム』という企画。
これにウサギ年だしバニーガールみたいな衣装がいいんじゃないか?…というご意見から、ウサギのヒロイン『ヴァニーナイツ』となった。(バニーガールの面影はないが)
今度はテレビ朝日制作の番組の企画プロデューサーになってしまった。
N氏の厚意で「原案」としてもクレジットしてもらえた。
ここから半年、思いもかけない苦闘が続くのだがそれは次回にて。
ただ、「原案」から「最後は7月に(ちゃんと)人類が滅亡し、主人公の男女だけが残される…」という構想だけはあった。
一応その通りのラストシーンにはなっているが…
次回 1999 アレストホルン