23歳で上京して来て23年経が経とうとしている。
産まれて23年を京都で過ごし、東京で23年過ごし、これからの人生を中国で始めようとしている。
…どうやら人生の節目が23年周期で来るらしい。
考えてみたら23歳の頃普通に結婚してたら今頃子供が成人し、第2(第3)の人生を始める頃…そんな友人も多い。
…て事で第3の人生を始める前に…
これまでの自分を振り返ってみようと思う。
最近俺なんかのところにも「監督になるにはどうしたらいいですか?」などと聞いて来る若者(笑)がいる。
畑澤はハンドルネームが「監督」だから(^_^;)「監督」と呼んでもらえるだけで、自分を「監督」だと思える瞬間なんて殆ど無い。そもそも「映画監督」「映像ディレクター」なんて職業をちゃんと専業の生業に出来てる人が日本に何人いるのか…
俺も含めて、殆どが別の仕事をしながらギリギリで監督業にしがみついてるのだ。そして低予算作品の「監督」というのは助監督より「儲からない」
でも、この23年、やりたい事だけやって来た…という自負だけはある。
「やりたい事」とは自分の欲しいものを作る事、自分の見たいものを創る事。
我が師、平山亨から教わった言葉の中に
「自分が本当に観たいものを創れ、そして家族(愛する人)に見せて恥ずかしくないものを創れ」
…がある。
ダメダメな弟子だったが、それ「だけ」は守って来た。
いつも(その時)自分が観たいもの、欲しいものを創って来たし、そして殆どの作品を17歳で夭折した彼女に投影して創ってきた。
…て事で(?)次回ぐらいから中国へ行くまでに第2の周期(?)だった上京から「今」までを『仮面天使ロゼッタ』に始まる映像作品に関わる悲喜こもごもを中心に書いて行こうと思う。
参考にもタメにもならないと思いますが、ヒマな時に読んでください。
同年代の方は自分の人生になぞったりもしても?
若者たち(笑)には、こんなデタラメな生き方はするな!…と言っておこうか。
それでは時空を遡る準備をしよう。
まずは1997年(ちあきんぐと山崎れなちゃんが産まれた年だ!)あたりから…
……時間移動・開始!……