上手く時間が空いたので渋谷で「ディケイド&ダブル」を観ました。
初日に関わらず、渋谷なのに(渋谷だからか)ラク×2入場出来ました。
感想。
長いアトラクションショーを観ているようでした。
「もう誰にもディケイドを止める事は出来ない」ていう台詞がありましたが、「もう誰にもディケイド(の物語)をまとめる(終わらせる)事は出来ない」んでしょうね。
分からない話が余計分からなくなって、謎が解けたのは、おじいちゃんが死神博士になった理由ぐらい((苦笑)。
長い事待った「仮面ライダーディケイド」の真の最終回を期待してるなら、あまりオススメしません。
ストーリーがどうとかより、興業形態というか策をこらしたらしい二本立ての公開方法自体に、まったくノレませんでした。
昔平山亨が言っていた「フィクションの世界で観客と共に遊ぶ」というエンターテイメントの原則への冒涜だ!
…と言ってしまおう。
何があっても、物語のクライマックスで「ブチッ」と切って別の映画が始まる、なんてのは、絶対ナシです。しかも、それが「面白さ」になってるとは、とっても思えない。
常に観客(視聴者)に挑戦している(ケンカを売っている)かのようなプロデューサーS氏ですが、策士策に墜ちた…という気がします。
これまで、こんなに敵意を持った文章を書いた事なかったと思いますが……(読者の方が)気を悪くされたらごめんなさい。
以上が映画を観た直後の偽らざる感想です。
ちゃんとテレビシリーズの中で「仮面ライダーキバーラ」の活躍を観たかった。
「仮面ライダーFirst」のシリーズとして「仮面ライダー(ストロンガー&)タックル」を観たかった。
…そんな気もします。
「画」としては、大空を自在に飛び回るスカイライダーとか、「観たかった」シーンも多かったですよ。
確か「仮面ライダーW」は(平成ライダーを含めた)今までのライダーと切り離し、新たな10年の第一作とする…んでしたよね!?
今日お会いした方に「(シリーズを続けるにあたって)これまで一番重要だと思っていた事を一度全部捨てて新生させるべき」と聞いて、自分なりにも思うところがあると感じました。
観に行った方は別の感想、お聞かせください。