JAPANEXPO奮戦記2 ”TOKUSATSU” | 監督ブログ  wecker

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「時空警察ヴェッカー」シリーズの原作・監督 畑澤和也の個人ブログです。
現在中国広東省で活動中

今日は久し振りにクリーク&リバーさんのワークショップの講師をやって来ました!しばらく、いわゆる「現場」に出ていなかったので、はじめる前はいつになく緊張したんですが、結果、自分も楽しんで来れました。約2時間半ずつ2クラス 計5時間。ほぼノンストップでやったのですが、終わってみるとアッという間でした。

久し振りに会う(前に教えた)方たちもいて懐かしく、、そしてその人たちの成長めざましく、嬉しかったです(これはメイン講師である堀江慶監督、深作健太監督のご指導の賜物なんでしょうね。

前は「ハイペリオン」の脚本を教材にやったのですが、今回も企画・準備中の畑澤新作の脚本を元にやりました。「実際に芝居をしてもらって)脚本の手応えを見る、という目的もありましたから。


さて、本題のJAPANEXPO。ちらほらこちらのメディアでも報道されてたりしたみたいで、結構皆さん周知な感じでしたね。ちょうど主催者さんから届いたデータが来ていたので、そのまま転載します。


10回ジャパンエクスポでの、一般数値を送らせて頂きます。


来場客:16万4千人

メディア:1200

ゲスト出演者:60組(アテンド、スタッフ500人)


Hyperion様の上映には1000~1200人のご観覧者が出席しました。


数字だけ見てると実感が湧きようがないですね。が、とにかくジャパンヲタクカルチャーは欧米を席巻しつつあります。これはちょっと前の「ジャパニメーション・ブーム」などという捏造されたものとは違う、本当の社会現象だと思います。

そして、まだまだ黎明期である事。畑澤の実感としても、黎明期のコミケ…20年以上前の、今よりもっと何でもアリの、無法地帯の…そして、とても楽しい「お祭り」だったあの頃の空気を感じました。



具体的に言うと、コスプレは会場中(会場外も)どこでも可。ナガモノ、銃器などの規制もナシ…みたいな。


さて、われらが「ハイペリオン」のプロモーションは日本の「TOKUSATSU」というジャンルの布教でもありました。

マンガ、アニメ、コスプレなんでもアリの中で、アニメやマンガと並ぶヲタクカテゴリーである「特撮」関係のものは「ハイペリオン」以外にまったくありませんでした。

日本の2大メジャーである「仮面ライダー」「ウルトラマン」を、ヨーロッパの人たちは基本的に「知らない」。「仮面ライダー」は「テニスの王子様」的イケメンドラマとしては少し認識されているぐらい。

理由はわりと簡単で、両方、ヨーロッパでは過去にやってない、からです。「子供の頃見たなつかしの…」という免罪符が無い訳。

一方「戦隊」シリーズは、というと欧米では15年前からすべて「パワーレンジャー」という米国産のドラマに「置き換えられ」続けている(詳しく知りたい人は「パワーレンジャー」で調べてください)為、日本のオリジナルを殆ど知られていない。

そんなんで「JAPANEXPO」内で「特撮」と言えば「スターウオーズ」でした。(SWブースへ結構あった。ていうか、SWはジャパンコンテンツじゃないっちゅーの!)個人的には嬉しかったですが…。


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オリジナル(じゃないかも)女バウンティハンター。結構アレンジは日本っぽかも。
あと乗れる実物大スノースピーダーなんかもありました。

僕らのサイン会の横では「ギャラクティカ」のテレビシリーズの俳優さんたちがサイン会をしてたりもしました。


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そんな訳で「ハイペリオン」を知ってもらう前に「特撮」とは特殊撮影という撮影の技法の名称ではなく、ひとつのジャンルの名称である…事を知ってもらう事からはじめました。

トークショーやインタビュー等もそういう趣旨の話をしました。そしてこのジャンルは日本でも未だに「子供向けの玩具CМ番組」(自体を否定している訳ではありません。肯定もしませんが)しかない事も付け加えておきました。

さて、1000人~1200人(!!)のフランスの方たちには「ハイペリオン」どう映ったのでしょうか?

それより何より肝心要の日本公開(って書くとエラそう、ていうかスゴそう)が近付いてきました。

まぐまぐ!さんからのメールマガジン配信も始まったようです。(その名も「ハイパー時空通信」)

次回から「ハイペリオンへの道」も再開します。


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最後に…知らない人(単にヘバって座ってるお客さんでしょう)の写真。なんとなーく1枚の絵になってたので…(コスプレじゃないよね?)。

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もう1枚、パリの街で森久保さん(に見えないなぁ)と乾杯!なんとこの明るさで時刻は22時30分頃なんですよ!(昼間から飲んでる訳じゃないです)フランスでの森久保さんの武勇伝(?)はいっぱいありますが、またの機会に。


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で、フランス最後の日に。ドレスアップして「おでかけ」するひかりちゃん。(逆光スマンですが、一応わざとです。鮮明な写真はいずれひかりブログでたぶん。)「ちっちゃレディー」という言葉が浮かびました。畑澤はフランス最後の日は原因不明な高熱を出してまたもや死にかけました。なんで、観光らしい観光はしてません(泣)。

「新型インフルか!」と真面目に悩みましたが、帰国したらケロリと治りました。ご同行の方々、ご心配&ご迷惑おかけしました。

あまり好評ではないっぽいので、JAPANEXPO奮戦記は全2回で終了します。

それでは!公開までいよいよカウントダウンだ!!盛り上がろう(お願い!)!!!!