サラ コナー クロニクルズ | 監督ブログ  wecker

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「時空警察ヴェッカー」シリーズの原作・監督 畑澤和也の個人ブログです。
現在中国広東省で活動中

本当に久々に地元のtsutayaへ行きました。

目的は(狭い範囲での?)巷で話題のB級映画「片腕マシンガール」を観るためです。

海外製作!という事で話題になった製作のメディアブラスターさんは10年ほど前「仮面天使ロゼッタ」の海外販売でお世話になった会社でもあり、「あの時話してた事がこーいう形で実現したのか?」と一人ごちてました。

久々にtsutayaに行って結構びっくりしたのは、思った以上に「女の子主役のアクションもの」ジャンル映画の棚が大きく取ってあり、それに見合う本数の新作がこんなにも作られている事!!

ついでにタイトルがまぎらわしい「マスクドガール~改造人間は女子高生」も借りてきました。これはなんと(?)ウチの会社(ミリオンエンタテインメント)が制作協力してて(企画、実制作には関わっていません)「ヴェッカーシグナ」のアクション監督 川名求己氏がアクション監督を務めた作品でした。

…で、観てみた感想としてはさすが一応の話題作であり、むしろ米国産(あえてハリウッドの、とは書かない)グラインドハウス映画に井口監督テイストが過不足なくブレンドされた、非常にキモチワルイ映画になってる「マシンガール」は最後まで観るのがキツかったが最後まで観てソンはなかった、という感じ。かたや「マスクドガール」はtsutayaのこういう作品の棚の実は大半を占める某メーカーの「ヒロインもの」とつい比べると非常に上質な(そして上品な)作品で、大作助監督出身の金子監督の手堅すぎる演出で最後まで気持ちよく観られるが、最後まで観てソンした!…そんな感想です。

一応同じ業界のはしくれなので、あまり人の作品のレビューみたいのは書きたくないし書かない方なのですが、ついついそんな感想文を書きたくなる作品でした。


そしてtsutayaの話題作コーナーを席捲していたのが「ターミネーター」のテレビシリーズ「サラコナークロニクルズ」。ついでに借りて観たこれは「最後まで観るのをやめられない、最後まで観てもう一度観たくなった」今回の一番の収穫。傑作でした。

同じ美少女主役(サラ コナーでなく、美少女ターミネーター・キャメロンのこと。オレ的には、だけど)アクション映画というジャンル(に入るであろう)作品ではあっても、「マシンガール」「マスクドガール」とは予算や作られている環境等など…違いすぎて比べられない…と言ってしまうのは簡単。…でも、「サラ コナー クロニクルズ」で一番唸らされたのはハリウッド的な派手な演出(そんなのはそもそもない)でもスケール感でもなく「脚本の面白さ」でしたから。(そして何より、主人公(サラ コナーではなく以下同文)が可愛い!

とにかく「アタマっから脚本練り直せ!出直して来い、自分!」と改めて自分を叱咤、…いやホントに出直しているところです。

現在、久々に自分で脚本を書き、監督もする予定の(両方やるのは実は珍しい)作品を企画・準備中。これ、ホントにイチから書き直してます。

代表作にします!もう一度命かけてやります!!


近況報告として、今月18日から「クリーク&リバー」さんのお誘いで、一応(?)プロの俳優さん、女優さんたちの

ワークショップの講師を始めます。

自分で想像していたよりたくさんの受講者さんが集まったくださったようなので、けっこうびっくり&緊張してます。

受講者さんの中で、畑澤の名前で検索し、もしかしてココも見に来られている方がいらっしゃったら、一応言っておきます。

僕はちゃんとした(?)経歴を積んでない超我流監督なので、演技のイロハや演出の技術論なんかは教えられません。でも、参加してよかった、と思える何かは伝えたいと思います。何かは残したいと思います。よろしくお願いします!


今のところの最新作「時空警察ハイペリオン」(やっとタイトルを書けた気がする)も、やっと編集作業が終了。久々に劇判(映画のBGM)もイチから作ってもらう事になり、音楽面でも新しい事をやってみようと思っています。