怪我と監禁と私 Part2 | 沖縄に猫とダーツと林檎を連れて移住しました

沖縄に猫とダーツと林檎を連れて移住しました

2011年、単身沖縄に移住してきたナイチャーの日々とか考えとか。

前回の続きです。

無理なフォームが祟って肩を壊したわけですが、これは誰のせいでもなく、私自身が自分の体と相談しなかったのが原因です。もちろん参考にしたDVDや教本みたいなのがあったんですが、そのある意味特殊なプレイヤーと自分が同じことをしよう、という短絡的な思考が招いた結果です。

最終的にこの肩は完治しますが、それには1年を要しました。蓄えた知識(アレンジとか)は失われることはありませんでしたが、1年まったくダーツを触らないというのは、ゼロに戻ることに他なりません。
この間、仕事以外に何をして遊んでいたのか、あまり覚えていません。っていうことは自分にとって割とどうでもいい、印象の薄いことしかしてなかったんでしょうね。


投げてる期間②

さて、肩がいつの間にやら完治して、再び恐々とではありますがダーツを投げ始めることが出来ました。もちろん、Rt.なんてズダボロです。初めて投げた頃とまったく変わりがない状態まで戻りました。この間、周囲の人はずっと上手くなる人もいればダーツを投げなくなっている人もいたり。色々でした。

そんな状況がまったく悔しく、悲しくなかったかといえばそりゃ人間感情の生き物ですからね。でもまあ、生きてる以上色々な変化というのは訪れるわけで、そこに一喜一憂するのもこれまた人間の性。思い通り行くことのほうが少ない。むしろ、ダーツをやれること自体は思い通りなんだからいいじゃないかと。そこで自分なりのダーツへの関わり方を考える。そういうわけだから、楽しくなければやる意味がない。そこでただ上達だけでなく、どういうことが自分にとって楽しいのか。そこを重視して色々考えるようになりました。あ、決して上達をおっぽり出すという意味ではなくて、上達を含んだあらゆることが、「楽しい」の枠に収まってるとかそんな感じです。

この期間は、ストレートに上達する道ではなく、自分の体の構造を良く意識して、安全なフォームで投げることを最優先でやっていました。その結果、少ない力で、体への(特に関節)ダメージを極限までゼロに、なおかつ力強い軌道を描くダーツを投げられるようになりました。「飛び」は確保したんです。まだまだ、「狙い」を併せ持つには至りませんでしたが。

こうして徐々に上達しつつありましたが、またもダーツを離れざるを得ない状態になってしまいました。


投げてない期間②

理由は仕事です。その時は、SEとして、UNIX/Linux/Windowsサーバやネットワークの、いわゆるインフラ設計構築分野のレイヤを主にカバーしていたんですが、所属している会社がほぼ派遣ノリで社員をあちこちに駆り出す様な業務形態でした。まあ細かいことは省きますが、その「派遣先」の基準もムチャクチャで、ネットワークエンジニア食の強い私をJAVA/Cのプログラミングが業務に入ってくるプロジェクトに投入したりと支離滅裂。

そんな中で、火が付きまくっていたとあるプロジェクトへの投入。まあ尻拭いという奴ですね。ロクな引継ぎも資料もないまま、責任だけがおっかぶさってくる。周辺地域からその異様なセキュリティ体制と、出入りする人間の過労ぶり、照明の不夜城ぶりから「国領ジェイル」の異名を持つその建物。休みなんて週1で取れるかどうかも怪しい。とてもじゃないがダーツとかムリですから。

結果、ぶっ倒れましたw オマケにここで頭痛もちになり、投入された薬は効いている間車の運転、精密作業等はするなという医師の指示つきの強烈なシロモノ。そんなんでも仕事しろ、ひいては遠まわしに「死んで来い」という自社に愛想をつかし、これ幸いと診断書もらって病気療養という形で有無を言わさず即やめました。いやマジで、命あってのモノダネという言葉が自分の人生にここまでリアルに関わってくるとは思いませんでしたよ。


投げてる期間③

そんな燃え尽きまくりな形で仕事をやめ、結果半位くニートライフを慢喫するわけですがw 2ヶ月くらいはホントに何にもすることが出来ず、廃人みたいな状態でした。そこから重い体を立ち上げ、ボチボチダーツを再開しました。このときは幸い、1ヶ月程度のリハビリでRt.5くらいにまでは戻りましたが・・・就活等しながらなので、精神的には万全じゃありませんでしたね。ま、あんまり伸びなかったわけです。

ただ、このあたりで自分のダーツの基本テーマというか、とにかく体に優しく、少ない力で力強く飛ばす、発生するエネルギーを高効率で飛びに変換する、という無駄のない方面へ向けることをテーマに決め、今までこれを継続しているというところです。

次回、新しい仕事についてからです。これで最後です。もう少しだけお付き合いくださいませ。