第36話 胆力と平常心
最近、「武道をするとはなにか?」についてよく考えています。
(私にとって陳式太極拳も武道としてやっておりますので。)
ふと櫻井よしこさんの出演されてる討論会番組をいくつか見ました。
私は政治経済にはうといので内容については触れませんが、櫻井よしこさん討論会で常に冷静に丁寧に話されていました。他のパネラーの方が反対意見を言おうが、声を荒げようが、客席からヤジが飛ぼうが、最後まで相手の話を聞き、聞いた後でまた一つ一つ丁寧に答えておられました。
最近の討論番組激しく言い争う場面が多いなかなにか新鮮というか、感動というか私はなにかを感じました。
私たちも会議の席や職場で反対意見などに対して冷静に対処できているだろうか?改めて考えさせられました。
これは武道格闘技の試合や路上でのアクシデント(事故や暴漢に襲われた時)などにも言えることだと思います。
腹が立てば怒り、驚けば「わ~」と言って自分を失ってしまう。
いかなる時にも平常心そのために武道の試合や日々の鍛練を行ってるのではないでしょうか。
ドラマの「黒田官兵衛」一人で敵城に乗り込むシーンが多いですよね。
ですから人が従い見ている我らも感動する。
「胆力と平常心」こそ我々武道家が鍛えるべきものではないでしょうか!