こんにちは！
鎌倉オンラインツアーガイド
びすこです
東京在住の私ですが（鎌倉住みではありません
）、８月２日から１週間熊本に滞在しました。
「世界マスターズ水泳選手権」のボランティアをやるためです。
名目上の目的はボランティアなのですが、私にとってはいろいろな意味のある旅でした。
会いたい人に会う旅でもあり、自分を解放する旅でもあり、自分を試す旅でもあり、HSC次男の自立の旅でもあり…
でも一番は、「自分に許可する旅」だったなぁと思います。
自分に許可する＝自分にやりたいことをやらせてあげる旅。
そして、自分の願いを叶えさせてあげる旅でした。
さかのぼること２年前の夏。
それは、１年延期になった東京２０２０オリンピックが開催された夏でした。
延期が決まったときに、私達オリンピックボランティアはすでに役割と担当場所が決まっていました。
私は横浜スタジアムのEVS（イベントサービス）という役割で、国内外の観客のご案内の仕事でした。
活動期間は１０日間。
暑くてきつくて、でも充実感に満ちた１０日間が送れると信じていました。
そもそもオリンピックの大会ボランティアには選考があり、８万人の応募に対して採用されたのが２万人。
選考に残るためにこの年ながら英語の勉強もして、TOEICの点数も取りました。
スポーツボランティアの募集を探して、挑戦してみたりもしました。
オリンピックボランティアの集まるFacebookグループを知り、SNSなんて一切興味がなかったのに、そこに飛び込んでたくさんの仲間と知り合いました。
ボランティアや競技や英語の勉強会・イベントを通じてどんどん友達が増え、役割と会場の決定通知が来て、皆でいよいよだ！と意気込んでいた矢先にコロナがやってきて、その夏の延期が決まりました。
そして1年経ってもまだまだコロナは収まらず、でもオリンピックは決行するという。
当時世の中は、オリンピック開催に批判的でした。
国立競技場の周りでは連日デモが行われ、ボランティアの間でも自分達が攻撃の対象になるのではとピリピリした空気がありました。
コロナの脅威もあり、ボランティアも辞退が続き、結局残ったのは半数の1万人だったとか。
そして、直前に決まった前代未聞の無観客開催。
観客対応だったEVS担当は、活動がほぼなくなりました。
中には、なんだかうまくしていつの間にかEVSから競技担当に変わっている人もいて…
「やったもん勝ち」というかなんというか…
理不尽な現実を目の当たりにもして、悔しい思いもしました。
結局私の活動日は10日あったうちの1日になり、その1日も「お客様」のように遊びに行かせてもらったような感じで終わりました（それでも、まったくなくなった人に比べればまだマシだったので、ありがたく思いました）。
連日、Facebookグループには充実した活動報告をする仲間の輝く笑顔の写真が投稿され…。
ワクワク応援する気持ちと同時に、残念で悔しくて泣きそうな自分がそこにはいました。
誰のせいでもない。
誰が悪いのでもない。
だけど、いつか思いっきりやってみたい。
そう思って応募した、今回の世界大会だったのでした。
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